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オープニング映像。
北海道南西部にある樽前山。山頂周辺は台地になっている。その中央から白いガスが吹き出している。盛り上がっているのは溶岩ドームで、現在も活発な活動を続ける火山。山頂周辺の冬は一面の雪原に覆われる。吹き荒れる強烈な風はシュカブラと呼ばれる不思議な造形を作り出す。裾野には広大な森が広がる。川は山麓の至る所で湧き出している。川を辿っていくと滝が現れた。滝の周りには氷柱がずらりと並び長さ10mに達するものもある。湧き水の川と火山の大地が作り出す冬の絶景。2月、朝の気温はマイナス15℃を下回る。川面から霧が立ち上っている。湧き水は水温が高く真冬も凍ることはない。川べりにミヤマカケスが集まっている。森が雪に覆われるなか、凍らないこの水辺に食べ物を求めやってきた。冬場のミソサザイは山の繁殖地を離れ、暖かい地域へと移動した。しかし、オスの中には冬の間も残り繁殖の準備に勤しむものもいる。冬の樽前山には火山ならではの恵みがある。川の中には色鮮やかな植物が生い茂っている。小さな甲殻類ヨコエビがいる。植物の隙間は川に流されずに済む安心な住処。カゲロウの幼虫も隠れていた。鳥たちはこうした生き物を狙って食べていた。冬でも青々と茂っているコケ。暖かい湧き水のおかげで冬でも凍らないこの川はコケにとって育ちやすい環境。さらに、この時期森の木々が葉を落とすため陽の光が川までよく届く。そのため、コケは冬から春にかけてこそよく育つ。トビケラたちはコケの葉を使うなどそれぞれの材料で巧みに敵から身を隠していた。落ち葉や藻、他の虫など、虫たちの食べ物は秋から春に豊富になるものが多い。3月、川岸では植物が顔を出している。この頃が川に姿を現すのがヤマメの稚魚のサクラマス。冬でも豊富たちな虫たちを糧にやがて大きく成長する。冬でも凍らない湧き水の川は、ここに暮らす多様な命の源となっている。
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