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オープニング映像が流れた。
こうのとりのゆりかごを約19年前に国内で初めて開設した。預け入れがあると職員が駆けつけて子どもを保護する。これまでに193人の預け入れがあった。預け入れの半数以上が母子ともに命が危険にさらされる自宅や車の中での出産だった。4年前、匿名を望む1人の女性が出産した。国内初の内密出産だった。内密出産では病院の1人の職員だけに身元を明かして出産する。国内ではここ20年あまりで201人の命が生後まもなく遺棄されるなどして奪われている。内密出産は妊娠や出産を周囲に明かせない女性の受け皿になっている。赤ちゃんの戸籍は熊本市の職権で作成され特別養子縁組に向けた手続きが進められる。4年間で60人が内密出産を頼った。費用は全額病院が負担している。新生児相談室は24時間体制で相談を受け付けている。2014年10月、ゆりかごに乳児の遺体が遺棄された。赤ちゃんは自宅での出産の末に亡くなっていた。
北海道に滞在していた蓮田院長。内密出産を希望している女性は胎児が骨盤をくぐり抜けられない状況が続いていた。当時、内密出産での帝王切開の経験はなかった。家族の同意を得られないまま執刀し母子の命に万一のことがあれば訴えられる可能性もある。女性は家族へ連絡されることを拒んだ。女性は産後に自ら行政へ出生を届け出た。
美咲さん(仮名)は内密出産をした。性被害を受けて妊娠したが父親からの虐待を恐れて家族にも相談できなかったという。親友の強い勧めで慈恵病院を頼ることができた。生い立ちに関する情報について開示の時期や方法について指針は存在せず、取り扱いは病院に委ねられている。病院と熊本市は検討会を設置し弁護士や児童養護施設の関係者らを交え議論を重ねた。母親の名前や住所、内密出産を頼った理由などについては母本人の同意なしに子どもへ開示できないとなった。子どもは18歳になれば情報開示請求ができるとしている。
こうのとりのゆりかごを約19年前に国内で初めて開設した。預け入れがあると職員が駆けつけて子どもを保護する。これまでに193人の預け入れがあった。預け入れの半数以上が母子ともに命が危険にさらされる自宅や車の中での出産だった。4年前、匿名を望む1人の女性が出産した。国内初の内密出産だった。内密出産では病院の1人の職員だけに身元を明かして出産する。国内ではここ20年あまりで201人の命が生後まもなく遺棄されるなどして奪われている。内密出産は妊娠や出産を周囲に明かせない女性の受け皿になっている。赤ちゃんの戸籍は熊本市の職権で作成され特別養子縁組に向けた手続きが進められる。4年間で60人が内密出産を頼った。費用は全額病院が負担している。新生児相談室は24時間体制で相談を受け付けている。2014年10月、ゆりかごに乳児の遺体が遺棄された。赤ちゃんは自宅での出産の末に亡くなっていた。
去年3月、新たな動きがあった。東京・墨田区にある賛育会病院は、内密出産の受け入れを開始することを表明。ただ、費用については原則女性の負担としている点など、慈恵病院とは方針に違いが見られる。また、大阪・泉佐野市は行政が主導するかたちで内密出産の受け入れ開始を目指すと表明。ふるさと納税による寄付金などを活用する方針。去年11月、市や連携する医療機関の職員らが慈恵病院を視察に訪れた。慈恵病院の取り組みは、ドイツの内密出産法を参考にしたもの。他のいくつかの国でも同じような仕組みが制度化されている。18世紀に公的に認められたフランスの匿名出産。現在は法制化され全土の産科病院で匿名かつ無料で出産できる。母親が残した情報は、国の専門機関などが管理。蓮田院長はフランスへ赴き、予期しない妊娠で悩む女性への対応について意見を交わした。国内でも内密出産の法制化を求め、去年12月2回目となる国会での発言の機会が訪れた。政府は、諸外国の法制度について調査研究を進めているとした一方、法制度の検討に向けた有識者会議等の設置は今のところ予定はないとした。慈恵病院で内密出産した女性は、赤ちゃんは特別養子縁組に託すことに決めた。今は地元に戻り暮らしている。
