2026年5月24日放送 16:00 - 16:55 テレビ東京

レンブラント「夜警」〜世界三大名画に隠されたメッセージ〜

出演者
水原恵理 
(オープニング)
レンブラントの幻の絵

レンブラントが27歳の時に描いたとされる「神殿におけるザカリアスの幻視」。レンブラントは17世紀のオランダを代表する画家で光と影の魔術師と言われている。発見されたのはオランダ王国。

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世界三大名画 レンブラント「夜警」

レンブラントが36歳の時に描いた「夜警」。縦3.63m、横4.37mの巨大な画はオランダの国宝に指定されている。修復が終わるのは8年以上先と言われている。

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オープニング
(レンブラント「夜警」〜世界三大名画に隠されたメッセージ〜)
オランダの首都 アムステルダム

オランダ最大の都市アムステルダム。街の随所にはしる運河は世界遺産にも認定されている。1942年から約2年間住んでいたアンネ・フランクの家もある。1665年に市庁舎として建設されたアムステルダム王宮。1808年にナポレオンがホラント王国をつくり弟が王宮として使用した。現在はオランダ王室の迎賓館として使用されている。アムステルダム旧教会でレンブラントの子供が洗礼を受けたと言われ、妻・サスキアの墓もある。

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レンブラントが住んでいた家

1639年から20年間住んでいたレンブラントハウス。1階の居間で寝ていたと言われている。半地下には台所があり、3階には工房がある。レンブラントは世界中からあらゆる品を集めていて、日本の兜なども所有している。

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オランダの黄金時代

オランダの正式名称“ネーデルランド”は低い土地を意味する。水を組み上げるため多くの風車が造られた。チューリップも有名で世界のチューリップの約8割がオランダ産と言われている。

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オランダチューリップ王立球根栽培者協会
世界初のバブル チューリップバブルとは

17世紀にオランダで起こった世界初のバブル。チューリップバブルと言われ球根が高騰。理由は人々がチューリップに熱狂し購入したこと。突然変異の縞模様のチューリップは高値で売買されたという。レンブラントと名付けられたチューリップは今も大切に育てられている。

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黄金時代をつくったオランダ東インド会社

チューリップバブルの約100年前オランダはスペインの植民地だった。しかし80年に及ぶ戦争でオランダは独立した。アジアの香辛料を手に入れるため、1602年オランダ東インド会社を設立。本来会社は貴族などが資金を出して作るがスペインとの独立戦争で貴族には資金がなかった。オランダ東インド会社の重要拠点となったホールンという港町、ここから日本への船が出ていたという。当時の香辛料はヨーロッパでは栽培できずアジアとの貿易で手に入れる必要があった。その価値は金や銀と同じだったといわれる。

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オランダと日本の関わり

世界遺産・石見銀山から1600年代初め約38万トンも採掘された銀はオランダ東インド会社を通じて世界に輸出され、当時の世界の銀の3分の1は石見銀山産だった。その銀でヨーロッパでは多くの銀食器が作られた。一方日本もオランダの力を利用、1615年大阪夏の陣で徳川家康はオランダから大砲を購入し大阪城に撃ち込んだ。オランダの黄金時代は金融史と日本史が交錯していた。

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オランダで行われた世界初の証券取引

オランダ東インド会社の利益を巡りアムステルダムに世界で初めて証券取引所が作られた。1602年橋の上で世界初の証券取引が行われ、1611年に証券取引所が建設された。ウェストフリース公文書館には世界最古の株券が残されていた。株券の値段は現在の価値で約180万円、当時の職人の年収にあたる額だという。

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レンブラントが生まれたライデン

株券が発行された1606年、レンブラントがライデンで誕生した。オランダ最古の大学どあるライデン大学があり学生街だった。レンブラントの父親は風車を使って粉挽きを行っていた。本名「レンブラント・ファン・レイン」のファン・レインとは生まれた家の近くを流れるライン川からつけられた。

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レンブラントの常識を覆す集団肖像画
オランダ黄金時代 絵画への投資が生んだ名画

オランダでは1640年から20年間で130万枚以上絵画が描かれた。ヨハネス・フェルメール「真珠の耳飾りの少女」で使われている色は黒・黄・青がほとんど。真珠は光の反射だけで表現。絵画への投資ブームでレンブラントは大金を得て代表作が夜警。

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レンブラント「夜警」隠された暗号

レンブラント「夜警」のタイトルの由来はニスの劣化で暗くなったからと言われている。夜警はアムステルダムの火縄銃組合の集団肖像画でレンブラントの遊び心が隠されている。逆さの鳥の足は火縄銃組合の象徴。また、アムステルダムの象徴であるライオント3つの✕印が描かれている。さらに、火縄銃の一連の動作も描かれている。極み付けはレンブラントの目が描かれている。

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「夜警」の秘密

アムステルダム国立美術館・サーシャ解説員によると、夜警は描かれた人がお金を出し合って描かれたが金額に差があった。中央の2人は現在の価値で約480万円で残りは約120万円だった。トータルでは約1900万円で描かれたという。夜警の展示の真下には秘密の扉があり、もしも火事などが起こった際に夜警を外に逃がすためだという。実はアムステルダム国立美術館に展示されている夜警はレンブラントが描いた当時の姿ではない、市庁舎に移された際に左右の扉の間に入らないため切り取られてしまった。切り取られる前の構図を見ると、絵の中心近くに女の子がいてこちらに迫ってくる躍動感があった。

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「夜警」を生み出した商人の投資

オランダ東インド会社が設立され、世界初の証券取引が行われ、商人たちは莫大な財産を築いた。その商人たちの活発な投資がレンブラントの最高傑作「夜警」を生み出した。

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オランダ黄金時代の光と影

オランダ東インド会社の莫大な利益で儲けた商人たちの投資により、光と影の魔術師と言われるレンブラントの傑作「夜警」が生まれた。しかし現在ではオランダ東インド会社は繁栄をもたらした光の部分だけではなく、人身売買や植民地からの搾取など影の部分があったと再評価されている。

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「夜警」に込められたメッセージ

当時の商人たちの積極的な投資がなかったら今も世界三大名画と讃えられる傑作「夜警」は生まれなかった。1669年レンブラント死去。アムステルダム西教会に一時お墓が作られたが現在の埋葬場所は不明だという。レンブラントは生涯で80点に及ぶ自画像を描いていて、これほど多くの自画像を描いた画家は他にいない。レンブラントは「雰囲気をまとわない絵は価値を持たない」と言っている。

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