- 出演者
- 所ジョージ 佐藤真知子
オープニング映像。
完成した母屋について所さんは「僕らの想像を超えていて驚いた」などと話した。
母屋建設の道のりを紹介。屋根に使われているのはススキ、昭和初期まで茅葺き屋根は人々の生活とともにあったそう。海外でも茅葺き屋根はあるそうで地域ごとに使う植物が違うそう。古くから茅葺き屋根の家はその地域の里山の資源の循環に役立っていた。
表面のサビの色が特徴の伊達冠石、職人が穴を穿ち削って磨くと、彫刻のような素敵な洗面台に生まれ変わった。角材は里の裏山を間伐したときの間伐材で、母屋の壁の中や床の下に使われている。里の土は砂利や石灰と混ぜて、土間や外壁にも混ぜられた。屋根のてっぺんを固定し水が入らないようにする棟仕舞いでも使われている。母屋では植物の根を張り巡らせて固定する芝棟にし、屋根のてっぺんにはイチハツを植えた。屋根の下地には竹を藁縄で縛って作り上げた。
日本茅葺き文化協会・安藤邦廣が里の母屋を見ていく。軒裏は5層で出来ていて、安藤先生は1層目のアサガラに注目した。アサガラは繊維となる麻の茎の中身を取った殻の部分で、一部地域でしか生産されていない。母屋の中で注目したのが、里の土や石灰など自然由来の材料でできた土間。冬場は火をたいたら土間に熱が蓄熱されて、床暖房のように放射熱であったかくなる。茅葺き屋根も保温効果であたためてくれる。必要な分だけ木を切り、必要な分だけ竹を切る。里山の自然は、人々の暮らしの中で使われ循環し、その環境を好む植物や生き物が集まり、多様な生物のすみかになる。
安藤先生に母屋とかがくのさとについて聞く。最近の里山は農村全体が荒れているところが多いが、この里山は明るく暖かく、日差しもあって見通しもいい、風景が戻ってきたと思う。皆さんが長く活動して、色んな人が出入りして、里山がイキイキしてくるなどと話した。里山は人が使い続けることで、自然の資源が循環していく。
「所さんの目がテン!」の次回予告。
