- 出演者
- 関根正人 山内泉
下水道について都市は1時間に50ミリの雨を対象に設計していて1時間に50ミリの雨までなら浸水を防げる。
- キーワード
- 内水氾濫
去年9月の大雨では東京・神奈川の一部で1時間に100ミリを超える雨量を観測。専門家によると、鍋の底のような地形が原因とみられる。
去年9月11日東京・神奈川で1時間に100ミリ超の猛烈な雨が降った。東京23区には60万本以上の下水管があり、大田区上池台では水が下水管に入り込む余地がない場所があった。スンでいる場所の浸水リスクを調べるには自治体が発表しているハザードマップがある。ハザードマップでは河川や内水氾濫による浸水リスクを色別で表している。しかし、浸水の状況によって開設されないことがある。1時間50ミリはこれまでの整備目標だったが新たな整備目標は1時間75ミリ。
東京・渋谷は谷底に駅があり、大雨による浸水被害を何度も経験してきた。そこで、駅前ロータリーの地下に作られたのが雨水調整池。貯留量は約4000トン。中野区と杉並区の間にある雨水貯留管は下水道管の下に設置された。ここで貯められるのは25メートルプール約500杯分。このような施設の整備が各地で進められている。
雨水調整池はは1つ出来上がるのでも相当な年数がかかるが、こうした施設を作ることは次の世代に対して安全を確保しておくことになるためぜひとも進めていかないといけない。東京都の対策目標は1時間75ミリ。加えて、プラス10ミリの対策を自治体・民間・住民が協力して行うことを目標にしている。
東京・世田谷区ではためる・しみこませる豪雨対策を進めている。上用賀公園に埋まっている貯留槽は、ためるとしみこませるを同時に実現させる。水が一定量貯まると周囲の土に少しずつ水を出してしみこませる。さらに、雨水の入り口のますと排水管の小さな穴に、公園の敷地に降った雨水が下水道管へ流れ込むのを大幅に減らせる。さらに、周囲よりもくぼんだ雨庭には、下に砕いた石の層があり、水をためてしみこませるようになっている。世田谷区ではこうした整備は民間の施設でも進んでいる。さらに、ワークショップを開いて個人の住宅にも普及させようとしている。ワークショップをきっかけに自宅に雨庭を設置した河村さん夫妻は、道路からの浸水をコンクリートの壁で防ぎ、入口付近を平らにして花壇とタイルを雨庭にした。河村さん宅は2025年9月11日に1時間に92ミリの雨量を観測したが浸水被害はなかった。下水道への雨水を大幅に削減できた。
- キーワード
- 世田谷区立上用賀公園世田谷区(東京)
山口さんは「素敵な活動ですね。雨庭初めて聞きました」と話した。雨庭は地下に浸透させる、地下水を増やす、ヒートアイランド対策にも有効。雨水タンク+雨庭の対策は、地域で組織的に行うと貯留管や貯水槽と同じくらいの効果がある。マンションなど集合住宅の住民ができる対策は、大雨の最中にできるだけ生活用水を流さないこと。各家庭での積み重ねが大きな効果につながる。
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