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デジタル時代にあっても筆記具は変わらず人気だという。さらに高まりを見せているのがインバウンド需要。中でも外国人人気というのがマイルドライナーシリーズ。今回のガリバーは筆記具メーカー「ゼブラ」。来年、発売50周年を迎えるハイマッキーは累計販売数10億本以上。2003年発売のサラサは累計販売数14億本以上。そのシリーズはロフトのカテゴリー別の売上数でトップを誇っている。
ゼブラの年商は410億円、従業員数は2062人。国内に7つ、海外に9つの販売拠点を持つ他、国内外に3つの工場がある。インクづくりの現場を見せてもらった。インクの材料は1000種類以上あるという。商品の性能や色味を考慮しながら微調整を繰り返して従来の筆記具には無い色を作り出している。
ゼブラの「クリッカート」はキャップがなくても乾かないインクを使っている。新たに開発したモイストキープインクは蒸発しにくい成分を配合し、さらに空気中の水蒸気を吸収する成分も配合。吸収する水分量をインクが薄くならない程度に調整することで常に適度な状態を保つことができる。48種類ある色ごとに乾燥を抑える成分の割合は異なる。
ゼブラのもう一つの強みがペン内部の機構の開発。2018年に発売されたボールペン「ブレン」はペン先がブレない新たな書き心地を実現した。従来品では書く向きを変えるたびペン先が左右にブレている。このブレがペンを持つ指に伝わって疲れやストレスにつながっているという。
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- NTTデータ経営研究所ゼブラブレン
1897年、創業シャンの石川徳松が日本で初めて鋼ペン先の製造に成功し石川ペン先製作所をスタート。1959年にボールペンを発売。1963年、定番商品となったペン先の商品名にのっとりゼブラに社名を変更。1976年には国内初の両頭油性マーカー「ハイマッキー」を発売。
2003年には「サラサグリップ」を発売。厚手のモノも挟める可動式のクリップで一躍人気商品となって累計販売数が14億本を超えた。世界で売ることが前提だったので生産性を上げなければいけないと発売当初から考えていた。今年の4月から新たに稼働しているという生産ラインは組み立てからノックの検査、包装まで自動で行われている。もともと自動化を前提に開発された製品だったが、繊細な作業が求められる工程では機械化が難しく手作業で行われていた。試行錯誤の末、自動化を拡大し一貫製造を可能にした生産ラインが完成した。今や1日に70万本を製造。
ゼブラが開発中の「T-Pen」はペンとゴーグルが連動して仮想空間に書くことができる。生成AIで描いた絵に色を付けたり3D化もできる。さらにセンサーなどを内蔵して筆圧や速さ、角度など筆記データを収集し手書きの動作を分析できる。現在は大学や企業と連携してあらゆる分野で活用方を模索している。
「書くことで楽しさや喜び、ワクワク感を世界中の人々に届けていきたい」と石川社長は語った。
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知られざるガリバーの次回予告。
