2026年5月8日放送 19:30 - 19:57 NHK総合

首都圏情報 ネタドリ!
不登校 進む“低年齢化” 大型連休明けに悩んだら

出演者
首藤奈知子 石井しこう 
(オープニング)
不登校 進む“低年齢化”大型連休明け 悩んだら

大型連休明けは不登校になり始める子どもが多い時期。きょうは子どもたちや親、当事者の悩みに耳を傾ける。最新の国の調査では小・中学校の不登校は約35万人。26人に1人と過去最多になっている。特に問題となっているのは小学1・2年生で10年で約7倍に増え低年齢化が進んでいる。不登校を防ごうと変わり始めた学校も。

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shutterstock.com文部科学省日本放送協会
オープニング

オープニング映像。

(首都圏情報 ネタドリ!)
不登校 過去最多“低年齢化”親の離職も

小学校低学年から不登校になり悩んできた親子がいる。小学4年生の琉詩さんは1年生の終わり頃に学校に行くのを嫌がるようになり2年生で不登校になった。保育園には楽しく通うことができていたが小学1年生になると園とは違ってみんなと同じように行動することが求められ塞ぎ込むことが多くなった。さらに先生や同級生とも馴染めず徐々に通えなくなったという。琉詩さんは不登校になってから外出を怖がるように。母・智子さんが勉強を教えているが智子さんの不安は尽きない。

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小1プロブレム茨城県

都内に住む小川さんは約20年、正社員として勤務してきたが去年退職した。息子のそうたさんは小学2年生の時に友人関係のトラブルをきっかけに不登校に。娘のここなさんも学校に行きたがらなくなった。小川さんが退職した理由は子どもたちを一人にしておけないことに加え送迎が必要になったため。午前中、ここなさんは遅れて学校に行くことが多く親の付き添いが求められた。そうたさんは不登校の支援施設に通うようになり自転車で片道25分かけて送迎することになった。夫とも相談の上、働き方を短時間勤務などにしてきたが限界があったという。

不登校 進む“低年齢化”大型連休明け 悩んだら

民間のフリースクールの調査では不登校の子を持つ保護者187人のうち5人に1人が離職せざるを得なかったと回答している。子どもの不登校を理由に介護休業制度を利用できる場合もある。低学年の不登校の子を育てる保護者の悩みは「どこに行くにも付き添いが必要で大変」など。不登校の低年齢化の背景にはコロナ禍の影響、学校の変化、親の意識がある。

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EテレSOZOWおとなりさんはなやんでる。介護休業制度
不登校“低年齢化” 変わり始めた小学校

3月下旬、横浜市の幼稚園を訪ねたのは近くにある小学校の先生たち。春から新1年生の担任になる。子どもたちがどのような環境で過ごしてきたのかを知りたいと訪れた。この取り組みは4年前から国が始めた幼保小が連携するモデル事業。5歳児~小学1年生の2年間を架け橋期とし一緒にカリキュラムを作ることで子どもたちの入学後の不安を和らげるのが狙い。先月、112人の1年生が入学した。園の保育士から体を動かすのが好きな子どもが多いと聞いていた担任の先生は校庭をかけまわりながら数の数え方を学んでほしいと考えた。遊びの延長に自ら学びに向かう力を育てようとしている。連携する保育園の保育士も4月に2日間授業に参加し見守る。取り組みが始まる前の年には不登校や休みがちだった1年生が5人いたが昨年度は1人もいなかった。

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チューリップ横浜市立東本郷小学校港北区(神奈川)

幼保小の架け橋プログラムは全国19の地域がモデル自治体に指定されていて半数以上で登校したがらない児童が減少したという。

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川越市幼保小の架け橋プログラム横浜市
不登校“低年齢化”悩んだときどうするか/学校に行けなくても多様な学びの場

学校を休ませたほうがいいのか心配な親のためのチェックリストを紹介。回答するとLINEでアドバイスをもらえる。国は学校への復帰だけを目標とせず多様な学びの機会を用意するとを掲げている。多様な学びの場はフリースクール・教育支援センター・学びの多様化学校がある。学びの多様化学校は不登校の子のために設計された学校。

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BranchLINEキズキ共育塾教育機会確保法松本俊彦
学校に行けなくても多様な学びの場

茨城県の小学4年生の琉詩さん。小1プロブレムで不登校になって以来、家から出ることを怖がる日々が続いていた。そこで通い始めたのがオンラインフリースクール。100以上の授業を学べる。対面で話すのが苦手だという琉詩さんは、母と一緒にチャットで参加。このフリースクールは、一人一人の興味があることを引き出し伸ばしていくことを大切にしている。琉詩さんは、授業でのやり取りを続けた結果、関心のあるテーマは自信を持って発言できるように。そしてやってみたいと思うようになったのが自分でアプリを作ることだった。母の智子さんが見守る中、5分間自分の考えを説明できた。母の智子さんは、自分が準備したものを大人に話して大人なりのフィードバックがあって、どんどん次に繋がる学びをさせてもらえている、やっと彼の中で自信になってきた感じだと話していた。

学校に行けなくても多様な学びの場/不登校過去最多 学びの機会守るには

琉詩さんはオンライン上でのやり取りで自信をつけてさらに新たな一歩を踏み出している。フリースクールの校舎に通い始めて、友達とも少しずつ対面で話せるようになってきたという。石井しこうさんは、学びの場はオンラインがいいのかリアルがいいのかってそういう議論じゃないんだと思った、彼が得たのは自信だった、それは学ぶためにどうしても必要な土台などと語っていた。首藤奈知子が先程のVTRの中で横浜市の幼稚園の場所は港北区ではなく都筑区だったと訂正した。

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都筑区(神奈川)
不登校に悩んだら…“先輩”からのメッセージ

神奈川県で飲食店を経営する田邉恵佑さんは、小学2年生で不登校になった。学校の代わりに地域の居場所に通った。そこで将来について考え定時制高校や大学へ。その間もつながり続けていたNPOのすすめで自分がやりたい仕事を見つけた。田邉恵佑さんは、行っていなかったら今の僕は絶対ない、などと話す。小学6年生から不登校を経験した海老原千紘さんは、通ったフリースクールで悩みを聞いてくれる人に出会ったことが今につながっているという。中学校の養護教諭になった。そして去年10月、母になった。海老原千紘さんは、私自身も自分責めたけれど責める必要はなくて、周りに少しでも吐き出して伝えてほしいと話していた。学びの場は人それぞれ、決して一つではない。

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