EV・電気自動車の電池の原材料の一つ、ニッケルはインドネシアが世界有数の埋蔵量を誇っている。インドネシア政府はニッケルを国内の工場で加工して輸出しているが、ニッケルの精錬工場がある地域では水質汚濁や大気汚染など環境の悪化が進み始めている。インドネシアのニッケル生産量は年約220万tで、大半が中国や韓国に輸出される。精錬には大量のエネルギーが必要。精錬に必要な電力の97%は石炭火力発電所で作られるため毎年何百万tもの二酸化炭素が排出される。政府も問題を認め、再生可能エネルギーへの転換で二酸化炭素を減らす意向。インドネシアは今後20年で81%の排出削減を目指している。「傷ついた環境を修復するには遅すぎるし不十分だ」と専門家は指摘する。
