東京・豊洲にあるマギーズ東京を取材。ここはがんに影響を受けるすべての人が利用できる施設で、予約不要・無料・匿名可。医療の知識を持ったスタッフが話を聞く。乳がんを経験し経過観察中だという女性は「今年も大丈夫だったと分かったらここに寄りたくなる」と話していた。センター長は「友人のように話をよく聴くのを大前提としている」「自分で話す中で気がついていく過程を横でゆっくりと聴いていく」などと話していた。これまでの利用者は5万人以上。尿管がんと診断されたという男性は「思いを話すと砂浜にある水のように吸い取ってくれる、それだけでどれだけ楽になるか」と話し、大腸がんを経験したという男性の妻は「家族としての話を受け止めてくれる場所」などと話していた。田中さんもマギーズを利用している。「口にしないと分からないこともある。辛かったんだなと分かって、気持ちを緩めることができた」と話していた。田中さんは退院後に職場復帰したが、後遺症で食事がままならず体力も気力も不十分なまま働くことになり「以前のように働けない自分」を自覚したという。マギーズでの経験を通して「自分で自分を支援しないとと思えた」そう。
