あすから将棋の王座戦第1局がシンガポールで始まる。対局を前に藤井聡太七冠がグルメと観光を満喫した。将棋界の頂点を争う若き2人の天才、藤井聡太七冠と伊藤匠叡王。将棋界八大タイトルの一つ、王座戦があす開幕するシンガポールにきのう2人が到着。まず現地のマーケットに向かい、藤井七冠は水餃子、伊藤叡王はスイカジュースを選んだ。その後、観光地を訪ねた2人はリラックスした様子。2年ぶりの海外でのタイトル戦が行われる理由について、将棋ライター・松本博文氏は「将棋界の長年の課題が将棋を海外にいかに広めていくか。その一環として現地で対局に触れていただく機会が設けられれば普及につながる」と話した。海外で対局を行うとどんな効果があるのか。2年前、ベトナム・ダナンで行われた藤井七冠の対局を観戦したタックさんは「ダナンでの対局でベトナムでは将棋を知って始める人が増えた。ベトナムの棋士にとって藤井さんは神のようでもあり、アイドルのような存在でもある」と話した。刺激を受けたタックさんはベトナム国内のタイトル戦に挑戦し2冠に輝いた。タックさんの夢は藤井七冠と対局することだという。あす開幕する王座戦の対局でも現地の人の心を掴むことができるのか。
