あさってで東日本大震災から15年。宮城県石巻市にある大川小学校では卒業生が震災の記憶を語り継ぐ活動をしている。東日本大震災の津波で教員、児童合わせて84人が犠牲になったこの場所には、いまも多くの人が訪れ、教訓を伝える震災遺構となっている。津波は川を遡り、大川小学校を飲み込んだ。その記憶をこの地で震災に遭った元児童して、Team大川未来を拓くネットワーク・今野憲斗副代表は後世に語り継ぐ語り部を担っている。この日行われたのは6回目の開催となる大川小学校ガイド。教室や裏山で当時の思い出が語られた。震災当時、今野さんは11歳。ずっと好きだった初恋の女の子が震災で帰らぬ人となってしまったという。語り部になるには長い時間が必要だったが、そんな今野さんの背中を推してくれたのは、ラブレターを運んでくれた同級生の只野哲也さんだった。只野さんは震災当時から発信を続けていて、今野さんは「いつか手伝えることがないのかなと思っていた時に(話が)来たのもあったし、ちょうどいいきっかけにもなるし、やりたいと思って」と話した。2022年、今野さんは只野さんと共に大川の記憶を次世代へ伝え継ぐ団体「Team大川未来を拓くネットワーク」を結成した。今野さんが副代表に就任し、毎年この場所で様々な催しを企画。震災の記憶を伝え続けている。震災後、大川小学校を解体か保存かという住民投票の場でも、元児童たちは思いを訴え、その結果、震災遺構として一般公開されることになった。今野さんが目指すのは、震災を知らない子どもたちにとって大川小学校が楽しみながら学べる場所になることだという。
