超売り手市場で転職が一般的となる中、新入社員のやる気や会社への愛着を高めようと各企業が力を入れていたのが体験。静岡県の三島スカイウォークでジップラインに乗ってもらう入社式や、アトラクションを満喫するジャングリア沖縄などが主な例となっている。大手製薬メーカーの塩野義製薬の入社式で新入社員が書いていたのは入社にあたっての意気込み。未来の成長につなげてほしいとメッセージは医薬品に見立てたタイムカプセルに封入し1年後に開封する。グループ再編から20年の節目を迎えた西武グループの入社式の会場は何とスケート場。自社のアイスホッケーチームが登場したセレモニーでは社長と新入社員も参加し一体感を演出。トリノオリンピック女子フィギュアスケート金メダリストの荒川静香さんもサプライズで登場した。西武グループは、これまでにも埼玉西武ライオンズの本拠地ベルーナドームで入社式を開催するなど自社の事業を生かした取り組みで、新入社員のエンゲージメント向上に力を入れている。一方、初任給の制度を見直し人材の定着を図る企業も。大手保険会社の東京海上日動火災保険は今年度の初任給を最大43万円とする新たな給与制度を開始した。また、家電量販店大手のノジマは今年度から「出る杭」入社制度を導入。大学時代にノジマで1年以上アルバイトをした学生を対象に成長度合いを評価して採用する仕組みで、初任給は最大で40万円になる。
