前回の衆院選で自民党は派閥の政治資金問題で収支報告書に不記載があった議員について、重い処分を受け説明責任を果たしていないなどの議員らを非公認としたほか、その他議員についても選挙区では公認するものの比例代表への重複立候補は認めなかった。この選挙で裏金問題に関わった46人が出馬し28人が落選した。自民党・古屋圭司選対委員長はきのう、不記載があった議員は前回の衆院選で国民から審判を受けているとして、選挙区と比例代表への重複立候補を容認する考えを示している。自民の対応について、立憲民主党・野田佳彦代表は「反省がないと受け止めざるを得ない。裏金解明に熱心とも思えない」、公明党・斉藤鉄夫代表は「『政治とカネ』の問題について今回一切言及がなかったのは本当におかしいのではないか」、共産党・田村智子委員長は「できるだけ早く解散に打って出て政権の延命を図りたのでは」、社民党・福島みずほ党首は「与党が過半数とったら『政治とカネ』の問題などがチャラになるのではないかと心配」と批判の声が上がっている。ジャーナリスト・東海大学客員教授・末延吉正は「有権者が他の問題と合わせてどう判断するか」などとコメントした。
