いわき市立中央台南中学校3年生の松尾歩乃佳さんは東日本大震災と原発事故が起きた2011年に生まれ、地元で震災の教訓などを語り継ぐ活動を行っている。何も知らない歩乃佳さんが震災について語ることを始めたきっかけは同級生の鈴木蒼空さんだった。津波で自宅が大きな被害に遭った蒼空さんは歩乃佳さんより早い2年生の夏に語り部を始めた。ところが3年生になった春、蒼空さんは語り部を引退。歩乃佳さんは蒼空さんの代わりに経験を語り継いでいきたいと思いを強くした。語り部を始めた当初は経験した記憶がない自分が伝えることに意味があるのか不安もあった。それでも震災世代として語り継ぐことに貢献したいと歩乃佳さんは語り続けてきた。去年の夏には外国人にも伝えたいと英語での語りに挑戦。歩乃佳さんは「使命感とか責任感とかそういうところにあるのかな」と語った。
