草刈正雄はアメリカ兵の父と日本人の母との間に生まれた。父の名前はロバート・トーラー。母からは戦争で亡くなったと聞いていた。当時は差別的なこともあったが、母の方がもっと差別的なことをされていたと思うと話した。数年前、あるテレビ局で父のことを調べてくれる番組があった。番組ができる頃に一度話があり、母に相談したところ、それで会っても向こうに迷惑がかかるからやめなさいと言われた。母が亡くなった後に再び話があり、娘たちに相談したところ、やりなさいと言われ、やることにした。母は2010年に78歳で亡くなった。父は2013年、83歳まで存命していた。1回目の話があった時、父はまだ生きていた。血縁者がいることが分かり、アメリカに行くという話になった時、迷いがあった。伯母・ジャニタさんに会った時の第一声が「私を許してくれるの?」だった。それでスーッと気持ちが楽になったという。従兄・ジェイさんにも会った。その後、他の親族にも会うことになり、素敵な日を過ごした。母のことを尊敬するとも言ってくれた。父の墓に行ったが、何も思わなかった。ジェイさんに父のことを聞いたところ、浮き沈みの激しい人だったと話した。少し似ているところがあるという。母は向こうの親戚に手紙を出していた。ジャニタさんの姉と手紙のやり取りをしていた。父の家族は自分たちを受け入れることに反対だった。向こうからお金が贈られてくることもあったという。ジャニタさんによると、父は腑抜けみたいになっていたという。これではいけないということで、ドイツで軍人として活動。月日が流れ、母も2人で生きていくことを決めた。母からそういう話は聞かなかった。また、父の悪口は一度も聞いたことがないという。番組で探すことになり、父のスペルが分からなかった。最初はトーラで探したが、見つからず、トーラーで探したところ、何十万件というトーラーさんが出てきた。同じ時期にジャニタさんはジェイさんに日本に従兄弟がいることを話した。ジェイさんも独自に草刈正雄のことを探していたという。ジェイさんの行動がなければ、見つかっていなかったかもしれないと話した。
