ホルムズ海峡の解放を巡る国連安保理の決議案が否決された。常任理事国の中国とロシアが拒否権を行使した。コロンビアとパキスタンは棄権した。イランは今回の決議案は状況を複雑にするだけだとしてロシアに採択阻止を要請したものと伝えられている。議長国バーレーンが湾岸諸国と求めた決議案にはイランにエネルギー施設や船舶への攻撃停止を求める内容が盛り込まれていた。当初の案には軍事行動を含むあらゆる手段で封鎖を阻止するとの文言もあったが、中露の反対で大幅にトーンが下がった。アメリカは決議案の否決を批判した。一方で中露両国は決議案がアメリカやイスラエルの責任に触れていないと反発。原因や背景を盛り込んだ別の案を提出する構え。交渉期限を前に原油価格や株価は終日大きく変動した。WTIは前日比0.5%上昇し最高値を記録したが、ブレント原油は小幅に下落した。
