2026年2月27日放送 22:00 - 22:54 テレビ東京

ガイアの夜明け
【日立が挑む癌治療】40歳患者の腫瘍を狙い撃ち!その後の人生を守る

出演者
長谷川博己 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像が流れた。

ガイアの夜明け
日立が挑む癌治療 進化する放射線治療 最前線

宮城県・多賀城市の街で不動産業を営む、木川田明弘さんは72歳。去年4月に初期の前立線癌が発覚した。木川田さんはこの7年間で食道癌と咽頭癌も経験していた。働きながらの闘病生活をしている。仙台市にある東北大学病院は癌治療で高い実績をもっている。土曜日に木川田さんがやってきたが今日は休診だ治療にやってきた。木川田さんが予約していたのはこの病院が去年から始めた、土曜日に行う週末放射線治療。ここでは前立腺癌の放射線治療が20回が標準。しかし2回で済むという。働いていたり、遠くに住んでいたりする患者もうけやすい。たった2回の照射で、前立腺癌の治療を可能にしたのが放射線治療装置。スウェーデンのエレクタ社製のもので、この装置にはMRIが内蔵され、腫瘍の大きさや位置を確認しながら照射できるという。正確に放射線を打つことができ、周囲への臓器の影響を気にせずに一回に強い放射線を打つことができるようになったという。治療は1回1時間。対象は初期の前立腺癌のみに使用される。2回の照射で済むために従来の治療よりも40万円ほど安くなるメリットも。欧米で癌患者の50%以上が放射線治療を選ぶのに対し、日本は25%ほどにとどまっている。

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去年横浜で開催された最新医療機器の展示会。国内外メーカーが参加し自社製品アピールした。その会場で一際目を引くブースを構えていたのは日立。最大の売りは高精度放射線治療装置のOXRAYがあった。この分野から日本メーカーが相次いで撤退する中で7年ぶりのメイドジャパンになるという。今、技術大国日本から新たな癌治療が始まろうとしている。

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OXRAY国際医用画像総合展日立製作所横浜市(神奈川)
恐怖の病

長谷川博己が癌について言及した。

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日立が挑む癌治療 悲願の国産装置で“狙い撃ち”

千葉県・柏市にある研究開発施設。ここに日本が生んだ、最新鋭の医療装置がある。OXRAYは日立グループの日立ハイテクが生み出した高精度放射線治療装置。特徴の一つが動体追尾機能。呼吸などで 常に動く癌を常に追い続け、狙い撃ちにできる。さらにもう一つの大きな武器は、従来の装置はリングの内側を照射光が回転するだけだったが、OXRAYはそれに加え土台部分も回転。動体追尾機能と様々な角度から癌を狙い撃ちできるのはOXRAYだけ。京都にある宇治徳洲会病院では、去年の7月からOXRAYを使った乳癌の治療が始まった。放射線治療をうける中で一番数が多いのが乳がん。手術後に体内に残った目に見えない癌細胞を放射線で叩く。治療を指揮するのは京都大学の名誉教授で、センター長の平岡眞寛医師。OXRAYの導入により放射線治療の可能性が広がっていく。

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OXRAY乳癌京都大学医学部附属病院宇治市(京都)宇治徳洲会病院日立ハイテク柏市(千葉)

8月下旬、京都大学医学部附属病院で日立ハイテクの吉田さんがやってきた。OXRAYは京大病院と日立との共同開発によって生まれた。この日は2ヶ月に一度の定例会議が行われたが、京大側の責任者の京都大学医学部附属病院の溝脇尚志医師から現場の声を聞いた。その中で、動体追尾にかかせないマーカーが認識しにくくなるという報告があった。 マーカーとは体内に埋め込む小さな金属片のこと。そのマーカーを腫瘍近くに埋め込み、それを目印にすることで動体追尾照射は可能になる。特に肺にできた腫瘍に照射するときに、マーカーが認識しづらいケースが生じていた。日立ハイテクの研究開発施設。京大からの指摘をうけ、吉田さんを中心に対応策へ。人の呼吸をダミーで再現し、動体追尾の実験を行う。実際に患者が飲み込むマーカーを目印にし、こうした実験を繰り返すこ2カ月。画像認識システムをアップグレードすることでマーカーを捉える正確性が向上した。以前はマーカーを見失うケースもあったが改良後は追尾できている。技術部門の責任者の吉田さん。10年前は三菱重工の社員として放射線治療装置を開発していた。当時、吉田さんが手がけた装置は国産として期待されていた。しかし、2016年に三菱重工は大型客船や航空機事業が行き詰まり、赤字に転落。X線治療装置事業を売却を決断し装置の生産も終了した。

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OXRAY三菱重工業京都大学医学部附属病院日立ハイテク柏市(千葉)

買収に乗り出したのが日立グループ。吉田さんたちは日立へ移り、一度は消えた国産放射線治療装置の開発を続けた。メイド・イン・ジャパンへのこだわり。吉田さんとともに開発を続けた京大病院の溝脇さんも同じ思いだという。柏市の国立がん研究センター東病院ではOXRAYの治療に望みをかけたのは空川架空さん。40歳直前で、喉に癌がみつかった。

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OXRAY国立がん研究センター東病院日本経済新聞日立グループ柏市(千葉)
“当たり前”奪われる?

長谷川博己は病で日常が奪われることについて言及した。

日立が挑む癌治療 40歳…最新治療で味覚を守る

柏市の国立がん研究センター東病院では新しい癌治療が始まろうとしていた。その武器として導入したのは日立ハイテク製のOXRAY。唯一の国産放射線治療装置。去年8月に日立ハイテクの責任者の吉田さんがやってきた。放射線治療科のトップの全田貞幹医師。この日は今後の方針について話し合った。OXRAYを使った治療の経験を積み上げてきたこの病院は今回、新たな領域に踏み出そうとしていた。頭頸部という首から上の部分は、需要な神経などが集まっていて、吉田さんにとっても至難だった。9月下旬に国立がん研究センター東病院に入院してきたのはイラストレーターの空川架空さん。OXRAYの放射線治療科を受けるために入院している。去年8月に39歳で中咽頭癌が見つかった。この病院の治療を選んだ理由には手術で喉を切るのはやりたくないと感じたという。

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OXRAY中咽頭癌国立がん研究センター東病院日立ハイテク柏市(千葉)

中咽頭癌の標準的な治療の一つは35回の放射線照射と抗がん剤治療。日立製の放射線治療装置OXRAYの中咽頭癌の治療は空川さんが世界初。動いて照射ポイントがズレないようにあらかじめ型を取った器具で固定する。一回およそ5分間、腫瘍を狙って照射された。10月中旬にこの日は主治医である全田医師の診察。OXRAYによる的確な癌への照射にはメリットがあり、腫瘍をまるごととるとその後生活の不具合が出る可能性があるという。その後の人生を守るための最大限のことができると答えた。空川さんは埼玉の自宅で妹と二人暮らしをしている。幼い頃からいつも助け合ってきたという。今治療に専念している空川さん。イラストレーターの仕事はしばらくおやすみするという。兄を支える妹の美波さんは、食生活を一変させたというが、自炊が増えたという。体調を気遣った手料理を振る舞ったが、空川さんはがんの影響で味覚が麻痺していた。一方で希望が感じられる変化には、首に目に見える大きなしこりがあったが、今では触ってみてもどこにあるかわからないという。働き盛りで突然の癌宣告で思い知ったことに、周囲の人の支えに感謝しながら生きていこうと思えたという。

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OXRAY中咽頭癌国立がん研究センター東病院日立ハイテク
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日立が挑む癌治療 放射線治療で「生活を取り戻す」

11月7日に国立がん研究センター東病院で空川架空さんが中咽頭癌の治療をOXRAYで行っていた。この日は30回目の治療で、月曜から金曜まで毎日のように放射線治療を受け続けてきた。治療後に空川さんが向かったのは四年前に日本で初めて病院の敷地内にできたホテルが。国立がん研究センター東病院と連携し患者がケアを受けながら安く泊まれるプランもある。空川さんは治療のある月曜から金曜まではこの場所から通院しているという。枕元には妹のメッセージがあった。放射線はあと5回あるという。

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OXRAY三井ガーデンホテル 柏の葉中咽頭癌国立がん研究センター東病院
日立が挑む癌治療 “患者の生活を守りたい”

国立がん研究センター東病院にやってきた空川さん。中咽頭癌の35回の放射線治療を終えて二カ月が経過していた。この日OXRAYによる治療の成果が全田医師から告げられた。首にあった大きな腫瘍は見えなくなっており、経過も良好だという。日立ハイテクの吉田さんはこの結果に実績を聞けてうれしいと答えた。

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OXRAY中咽頭癌国立がん研究センター東病院
(エンディング)
次回予告

「ガイアの夜明け」の次回予告をした。

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「ワールドビジネスサテライト」の番組宣伝。

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