- 出演者
- 桑子真帆 小原凡司 清水孝太郎
オープニング映像。
- キーワード
- ドナルド・ジョン・トランプ中国経済産業省
静岡・沼津市のモーターを手掛ける会社ではレアアースを使った磁石の入荷が遅れる事態に見舞われている。世界各国に高い関税を課したトランプ大統領。その対抗策として中国は圧倒的な世界シェアを握るレアアースの輸出規制を行った。規制の対象は世界各国に及び、日本も含まれている。さらに先月、日中関係が悪化する中、中国は日本に対して軍民両用の品目の輸出規制を強化すると発表した。このまま磁石が手に入らなければ新製品の開発が進まず会社に大きな打撃をもたらす恐れもある。アメリカはグリーンランドの領有に意欲を示している。グリーンランドには世界有数のレアアース埋蔵量があるとされているため。アメリカCSIS(戦略国際問題研究所)のバスカラン氏はトランプ大統領は中国企業が世界中のレアアースを買い占めるのを防ごうとしていると話す。
中国の外交や米中関係に詳しい小原凡司さんと日本のレアアース戦略に詳しい清水孝太郎さんをゲストに迎えた。産業のビタミンともされるレアアースは、中国での採掘が6割・精製が9割。アメリカは鉱山開発を急速に進めているが、鉱山開発には放射性廃棄物や廃液など環境負荷がかかり、コストもかかる。今後について小原さんは「引き続き、中国が優位であることに変わりはない」などと話した。
- キーワード
- ワシントン(アメリカ)中国共産党
今月、南アフリカで重要鉱物の開発に関する国際会議が行われた。経済産業省の幹部がアフリカでのレアアース権益を積極的に進めていくと表明した。経済産業省のメンバーが向かったのはナミビア。日本は中国がまだ進出していなかった鉱山の調査を6年前から進めてきた。この日、最新の調査で希少なレアアースがあることが報告された。中国が輸出規制の対象としてきた種類も豊富にあることが報告された。経済産業省はナミビア政府と会談。今後、レアアースの採掘を急ピッチで進めていく方針を確認した。中国へのレアアースの依存度を減らそうと、独自技術で代替品を作る動きも進んでいる。
日本は南鳥島沖の海底での試験採掘でレアアースを含む泥の引き揚げに成功したという発表があった。一方で、中国商務省はきのう新たに輸出規制リストに20の日本企業を追加するなど圧力を強めている。清水さんは「ゼロチャイナを目指してしまうことは結果的にレアアースの潜在的な可能性を自ら手放すことにもなる。いきなりゼロという極端を目指すのではなく、レスチャイナを目指してはどうかなと思っている」などと話した。
エンディング映像。
