- 出演者
- 伊藤隆佑 村瀬健介 日下部正樹 山本恵里伽
オープニング映像。
「特集1 薬局のプラスチック容器にも影響」など、今日の放送内容を伝えた。
MLB ドジャース×ブレーブスの試合、ドジャースの大谷翔平は724年サイ・ヤング賞のC.セールに2打席目までノーヒットに抑えられるが第3打席にライト前に運びタイムリーヒット。これが決勝打となりチームは勝利した。
ホワイトソックス×マリナーズの試合、2番・ファーストで出場したホワイトソックスの村上宗隆は第1打席にメジャーで初めてのレフト方向へトップに並ぶ15号ソロを放った。
レンジャース×カブスの試合、カブスの鈴木誠也は第2打席に3試合ぶりの7号HRを放ち、今季2回目の10連勝に貢献した。
秋篠宮家の次女・佳子さまは午前11時頃、東京・千代田区でみどりの感謝祭に名誉総裁として出席された。佳子さまは山林火災について「対応に力を尽くしてこられた方に深く敬意を表します」と話された。式典ではみどりの文化賞を受賞した宮大工の小川三夫さんに表彰状が手渡されると、佳子さまは笑顔で拍手を贈られた。また佳子さまは、環境保全活動などを行うみどりの少年団の代表者らと懇談し、これからも緑の活動を頑張って下さいなどと声をかけられた。
ロシア・モスクワで第二次世界大戦の対ドイツ戦勝記念式典が行われた。例年は戦車や弾道ミサイルなどで軍事力をアピールするが今年は兵士のみの異例の式典となった。規模を縮小した背景には、ウクライナからのドローン攻撃を警戒していることなどがあるとみられ、ロシア独立系メディアは、大型兵器のないパレードは2007年以来だと伝えている。プーチン大統領は「戦勝世代の偉業は、NATOの全面的な支援を受ける攻撃的な敵対勢力に対する“特別軍事作戦”に従事している兵士らを鼓舞している」と述べ、我々の大義は正当だと訴えた。軍事パレードには北朝鮮軍が参加する様子も見られた。
全国の天気予報を伝えた。
中東情勢の影響を受け、供給不足の懸念が出ているナフサ。原油から精製され、プラスチックなど幅広い製品に使われている。政府は先週、ナフサ由来の製品を供給できる期間について新たな見通しを示した。中東からのナフサ輸入が激減した一方で、中東以外からの輸入が4月は2倍、5月は3倍になる見込みだと明らかにした(経産省の資料より)。6月以降も3倍の水準を維持できれば、中間製品の在庫も活用しながら製品全体の供給は「年を越えて継続可能」だという。ナフサはアメリカやアルジェリア、ペルーなどから輸入するとしている。しかしナフサ由来の製品への影響は広がり続けている。ミツカンは先週、納豆パックの原料高騰による値上げや一分商品の販売休止を発表した。生協の宅配サービスなどを展開するコープデリ連合会は今週、原料や燃料の不足により商品の供給に影響が出ていると明らかにした。物流専門メディア「LOGISTICS TODAY」の赤澤裕介編集長は、ナフサ製品を扱う企業にとどまらず消費者にまで影響が及び始めていると指摘する。影響は身近な薬局にも。
三重県津市にある調剤薬局は、皮膚科があるクリニックに隣接しているため軟膏などの塗り薬を多く取り扱っている。容器はナフサ由来の樹脂が原料のプラスチック製で、先月下旬から確保が難しくなっている。普段注文に使う業界大手の通販サイトでは「在庫切れ」となっていた。FAXでの予約は受け付けているが、原材料の入荷状況が不透明なことから数量は制限され、納期も未定だという。普段は棚2段分の在庫を確保しているが、今は残り1~2週間分ほどにまで減っている状態。他の容器では簡単に代用できず、今は少しでも容器が入ってくるのを待つしかないという。
不足しているのは、軟膏容器だけではない。東京都江東区の薬局を訪ねると、子ども向けのシロップ剤を入れるプラスチック容器や遮光性のある容器やチャック付きの袋など複数の医療用プラスチック製品が在庫切れとなっていた。厚生労働省に尋ねると「調剤薬局向けプラ容器に対する相談が寄せられ、容器メーカーへのヒアリングを進めている」としたうえで、「現時点までに確認できた範囲では、通常の出荷量の維持は行っていると聞いている」などと回答した。
実際に薬局で使うプラスチック製品を作るメーカーを訪ねてみた。1958年創業の「倉持プラスチック」はプラスチック一筋で、これまで医療用の軟膏容器や化粧品容器などを製造してきた。原料となるナフサ由来の樹脂「ポリプロピレン」には複数の種類があり、蓋と本体には別の樹脂を使用している。いま動いているのは蓋の製造ラインだけで、本体の原料となるポリプロピレンの入荷が止まり、4つある製造ラインのうち2つが稼働できていない。使っている原料はすべて国産で、外国産の原料があったとしても簡単に置き換えることはできないという。倉持プラスチックの倉持聡志さんは「他のグレードの原料に変えると必ずクレームが起きる。内容物に侵されてひび割れが出たりする」などと語った。倉持プラスチックでは、先月から注文を受けた量の一部が納品できなくなリ始めた。入荷のめどがたたないまま、原料の価格は4月以降5割も値上げされたという。
政府はポリプロピレンなどナフサ由来の樹脂について、在庫の活用で日本全体として必要な量を確保できるとしている。経産省の今年3月のデータを見ると、ポリプロピレンの生産量は前の月と比べてー15.2%、出荷量はー2.5%だった。軟膏容器などを製造する他のメーカーを調べたところ、「原料は前年並みに調達できている」とするメーカーもあった一方で、「原料の調達に影響が出ている」とするメーカーも複数あった。
一方で影響が長期化しつつあるのが、シンナー。ナフサから作られるシンナーは塗料として建設工事や電化製品、自動車など幅広い分野で使われている。報道特集は先月11日、塗装業者の切実な声を報じた。放送の翌週、高市総理は「シンナーについては赤沢大臣と金子大臣が目詰まり箇所を特定し、官民で原材料の供給情報を共有することでゅ柄漁が回復し、解消に向かいつつある」などと語った。シンナーの問題は解消に向かいつつあるのか、先週山形県の塗装現場を訪ねた。塗装業を営む片桐弘貴専務は8人の職人を抱え、工場から住宅まで日々5か所ほどの現場を並行して請け負っている。この日片桐さんはシンナーの卸売会社を訪ねたが入手できたのは4リットルだけ、買おうとした量の4分の1だった。片桐さんにシンナーを販売した会社の倉庫を見せてもらうと、在庫が品薄の状態になっていた。スガタ商事は東北地方の塗装業者など約600社を顧客に持つが、取引先に幅広く届けるため通常16リットルのシンナーを4リットルに小分けして販売している。仕入先である塗料メーカーからは、価格改定や出荷停止の通知が相次いでいる。スガタ商事の菅野清文社長は「100缶注文しても5缶や10缶だけで、9割ダウン。6月ぐらいまで今の状態が続くようであれば、経営事態に影響を及ぼす会社も出てくる」などと語った。
シンナーの原料は、ナフサ由来の溶剤「トルエン」や「キシレン」。政府がシンナー不足の原因を目詰まりとしているのは、原料が前年並みに供給されているのを確認したからだという。経産省の統計によると、3月のトルエンとキシレンの生産量・出荷量は前の年の同じ月に比べ1割から2割減少していた。不足分はどう補われたのかシンナーメーカーに聞くと、「最近は韓国からの輸入品が商社から入ってくるようになった。政府は足りているというが、実際は輸入品も含めて企業努力でかき集めている。まわりの業者の状況をみても、『目詰まり解消』にはクエスチョンマークが残る」などとした。また別の会社は「経産省にどこの会社の何が入ってこないのかを伝えたら、原料が入ってくるようになった。ただ3月に3~5割だった入荷量が6割くらいになっただけ」などと回答した。メーカーに原料を販売する商社を取材すると、企業規模によって温度差もあった。大手系列のC社は「トルエンは4月はきゅうきょ韓国から輸入した。5月は通常の体制に戻れるのではないか」などとしたが、中堅のD社は「国内での仕入れに関してはまだまだ厳しい状況。足りない分は海外からの調達で補填し自転車操業」などと回答した。経産省は「引き続き目詰まりの解消を目指す」としているが、物流専門メディア「LOGISTICS TODAY」の赤澤裕介編集長は「大手企業はメーカーと直接契約を結んでいて、優先的に物が流れる。中小零細の塗装会社は、大手の塗料メーカーと直接契約できるようなルートを持っていない」などと語った。シンナー不足をきっかけに先月行われた緊急アンケートでは、建設業界への影響の深刻さが浮き彫りになった。
シンナーなどの供給不足や価格高騰が深刻な影響を与えているのが、建設業界。約2万社で構成される全国建設業協会は、建設資材の調達状況を把握するため先月緊急アンケートを実施した。調査したのは71品目で、アスファルトや接着剤、塩ビ管など石油やナフサを原料とする建設資材で幅広く影響が出ていることが明らかになった。協会では緊急アンケートの結果をまとめ先月末に金子国交大臣に要望書を提出し、石油製品の安定供給や公共工事での価格転嫁を認めてほしいと訴えた。全国建設業協会の山崎篤男専務理事は「小規模業者の倒産リスクがどんどん顕在化していくのではないか」などと語った。
薬の容器には取り間違いを防ぐため蓋の色で分けるなど、安全のためにいろんな工夫がされている。容器はリスクマネジメントの一環でもあり簡単に代替できるものではなく、安定した供給が欠かせない。国は「全体として足りている」と言っているが、実際には輸入の原材料では代替できないものもある。日下部正樹は「問題の本質であるアメリカとイランの戦闘が終結し、ホルムズ海峡の自由で安全な航行がいつ実現できるのか、先が見通せない状況は変わっていない。来週行われる米中首脳会談は、世界が注目する重要な首脳会談となりそう」などと語った。
蛇のように屈曲した長さ2メートル37センチの「巨大蛇行剣」は、日本のみならず古代東アジア最長の剣。その発見から約1年後、新た発掘調査が始まろうとしていた。発掘地点に建てられていたのは、巨大な鉄骨の覆屋。防犯カメラも設置され、24時間警備が敷かれていた。奈良市の富雄丸山古墳は日本最大の円墳で、約1600年前の4世紀後半に築造された。2022年、ここでは国宝級ともいわれる2つの大発見があった。1つが巨大蛇行剣で、余りのが長さに当初は複数の剣がつながっているのではという見方もあったが、X線検査の結果1本の剣だと確認された。もう1つが「だ龍文盾形銅鏡」で、盾の形をしたこれまでに類例のない日本最大の銅鏡。4世紀は各地に前方後円墳がつくられるなど、ヤマト王権による国造づくりが進んでいった重要な時期に当たる。ただ前後の時代と異なり中国の歴史書などに当時の日本国内の記録が残されていないため「謎の4世紀」とも言われている。そのため4世紀に築造された富雄丸山古墳で見つかった巨大蛇行剣とだ龍文盾形銅鏡は、「謎の4世紀に迫る出土品」とされた。巨大蛇行剣は発掘後約1年間、保存科学の技術を使って付着していた土などを取り除くクリーニングが行われた。
富雄丸山古墳で始まろうとしていた新たな発掘調査の目的は、木棺。1年前の調査で巨大蛇行剣の下には木製の棺が確認され、半分ほど姿を現していた。この中に葬られた人物、被葬者が眠っている。木棺は長さ5メートルを超え、内部には被葬者とともに巨大蛇行剣のような前代未聞の副葬品が残っている可能性が指摘されていたが、再調査に備えて埋め戻されていた。奈良市埋蔵文化財調査センターの鐘方正樹所長は翌年の2月で60歳となるため3月までの任期となり、特別な思いを持って調査に臨むという。鐘方所長は「最後の最後でこういう調査に出会えるとは思っていなかった」などと語った。
一方富雄丸山古墳には被葬者をめぐる大きな謎がある。巨大蛇行剣などが見つかりこれから調査が行われる木棺があるのは、古墳から飛び出した「造り出し」と言われる部分。一般的に古墳の主は墳頂部に埋葬され、貴重な副葬品はここで見つかることが多い。明治時代に盗掘にあい全容はわかっていないが、日本最大の円墳である富雄丸山古墳の主は「ヤマト王権の有力者だった」と考えられている。造り出しの木棺の中に眠る人物と、墳頂部の被葬者の関係はどのようなものだったのか。そしてなぜ巨大蛇行剣が古墳の端とも言える造り出しに埋められていたのか。多くの謎に迫る調査が始まった。2週間後、粘土の中から木棺の蓋の一部が露出し始めた。調査の中心メンバーである柴原聡一郎技術員が金属探知機を木棺に向けると、中から金属反応があった。
