今回訪ねたのは茨城・常陸太田市。自然豊かなこの町で長年の夢を叶えた夫婦がいる。4年前に牧場を起ち上げた萩谷宏樹さん(30)・舞子さん(27)。福島との県境に近い里美地区にある6軒の酪農家で最年少の経営者。祖父が酪農家だった宏樹さんは幼い頃から牧場を開くのが夢だった。独立前に同じ牧場で働いていた舞子さんとも牛好きで意気投合。できるだけストレスを感じさせないように牛はすべて牛舎の中で放し飼い。牛の世話は早朝5時から。365日休みなしという宏樹さん。牛の体調管理で苦労も多いが、充実した毎日だという。夫婦が手掛けた生乳を美味しく頂ける場所がある。里美地区の6軒の酪農家の生乳だけから作るというチーズ工房。この工房のチーズは国産チーズのコンテストで何度も上位入賞している。ここではチーズ作りの体験もできる。ストリングチーズ作りを体験した。常陸太田の自然に惹かれて移り住んだ夫婦も。ハーブ農家の服部真太朗さん(43)・千佳さん(40)。春はハーブの植え付けのシーズン。真太朗さんはつくば市出身だが、自然と暮らしが程よく混じり合った環境が気に入り6年前に引っ越してきた。自然本来のハーブが持つ香りを引き出したいと農薬や化学肥料は使わないそう。山から流れてくる小川の水を汲み上げてハーブを育てている。実は夫婦にはもうひとつの顔が。道の駅の責任者である駅長と副駅長。元々つくば市で飲食店を経営していた真太朗さん。前の駅長が退任することになり後任に立候補した。魅力ある施設にしたいと地域の人たちと一緒にペンキ塗りをしたことも。そして去年リニューアルオープンさせた。今では商品を卸してくれる地元の人たちとの会話が日々の楽しみ。「自分たちが移住してきたときに元からいる住民の人に助けてもらった。自分たちができる恩返しをしたい」と話した。服部さん夫婦のハーブは7月頃から収穫の最盛期を迎え、道の駅でも販売されるとのこと。
