川崎市立東橘中学校では1年生の8クラスがそれぞれ障害のある人でも楽しめる独自の騎馬戦を考える取り組みを行った。1年2組を担当する佐藤裕美さんは8年前にALSの診断を受けた。授業の中で自身の病気についてありのままを伝えた佐藤さんは、“できないこと”ではなく“楽しさ”から騎馬戦を考えたいと思っていた。この想いに共感したのが林優花さん。小学2年の時に脳梗塞を発症し、右手や右足に麻痺が残って運動会では参加できない競技もあったという。林さんは今回の取り組みをみんなと一緒に楽しむ機会にしたいと考えている。2組の生徒たちと佐藤さんは騎馬戦を“楽しさ”から考え、その中で林さんは佐藤さんの目線に立った考えを提案した。生徒たちは背中にかけたネクタイを取り合うルールを考えた。そして本番では2組は1組と対戦し、見事勝利を収めた。本番後に佐藤さんは2組の生徒たちに向けて「自分と違う人たちがいっぱいいて自分もみんなと違う。でもそれはおかしいことではない。一人ひとりが素晴らしいことだけでも覚えておいてほしい」などとメッセージを送った。
