ネット検索をし、田村さんは症状から「シガテラ中毒」ではないかと疑った。藻に含まれる毒素が原因で、魚を介して発症する。田村さんが粗煮にした魚は旅行先の沖縄で購入したもの。市場にあまり流通しない魚を食べるのが好きで、沖縄で購入したのはアズキハタ。ただ、シガテラ中毒のほとんどは熱帯・亜熱帯地域で起こるため、群馬県内の総合病院でも治療経験がなかった。医師は入院するよう指摘した。シガテラ毒は神経の伝達に異常を起こさせ、心臓まわりの神経が攻撃された場合には脈拍が低くなり、めまいや吐き気を催す。水などに触れた時、感覚異常による痛み「ドライアイスセンセーション」も起きるという。シガテラ中毒に特効薬はなく、体から毒がなくなるまで待つしかない。
