アメリカはさらなる部隊を中東に派兵しようとしている。アメリカ国防総省が陸軍第82空挺師団に中東への派遣を命じたという。この目的について元大統領補佐官のボルトン氏は「勝利宣言をし、戦闘終結させたいという思惑がある。攻撃開始延期も兵力を集めるための“時間稼ぎ”だったのではないか。」と指摘している。ホワイトハウスのレビット報道官はきょうの記者会見でイラン側とは実りある協議が現在も続いていると述べている。さらに「今がアメリカと話し合う最後のチャンス、現実を受け入れろ。さもなくば攻撃する。」と警告しているが強気の態度のうちにもホルムズ海峡を制御できない焦りが感じられる。現時点でイラン側との協議が決裂したと決まったわけではないが、駆け引きを重ねたところで交渉を始める道筋を見出すことさえ簡単ではないことが分かる。一方、イスラエルは戦争が早々と終わることを警戒している。ニューヨーク・タイムズはネタニヤフ首相がアメリカの15項目の停戦案なるものを存在を知ったあとイスラエル軍に対し「今のうちに軍地拠点をできる限り破壊するよう指示した」と伝えている。アメリカとイランが合意する前にできるだけ叩きたいという思いがあるが、一方でイスラエル当局者はアメリカとイランが停戦を協議するために1ヶ月ほど休戦する可能性を警戒しているとも伝えている。また、ホワイトハウスはトランプ大統領が5月14~15日にかけて中国を訪問し、習近平国家主席と会談すると発表した。当初は今月末に予定されていたものがイランでの戦闘が続いている間は国を離れるわけには行かないとして延期していたもの、などと伝えた。
