バルセロナでタクシー運転手として働くジョルディ・ロペスさんは、観光客にサグラダ・ファミリアの説明をすることも多いそう。この日は「ガウディがバルセロナに贖罪の聖堂を建てることにした」などと説明していた。ジョルディさんは「生きている間に完成するとは思ってなかった」「しかし完成を見られると希望を持てるようになり、教会に対する考え方が変わった」などと語る。一方で地元には複雑な思いも。去年サグラダ・ファミリアを訪れた人は480万人を超えた。観光客増加に伴い、騒音・治安悪化・物価上昇などの悪影響が出ていると感じている人も多い。バルセロナ市の調査結果では、「観光はバルセロナにとって有益だ」と答える人が6割程度いる一方で、「有害だ」と答える人が3割以上にのぼった。ジョルディさんは「教会と地元との信頼関係を強めよう」とカタルーニャ地方の伝統行事である人間の塔を教会前で披露するため、地元の人たちと練習を行っている。ジョルディさんは教会担当者とも頻繁に協議を行っているそう。
