バブル崩壊後に不況から始まった平成の日本。家庭に入り始めたコンピューターが閉塞感を打開するカギをとなると思われていた。1994年に世にも珍しいロボットの開発がソニーでスタート。AIBOの開発リーダーの土井利忠さんは社内からはいいアイディアが出てこず、ソニー製品のマスコットをデザインした空山さんに声をかけた。そして子犬をイメージしたロボットのAIBOが誕生。目をつけずに黒く半透明で覆ったのがなんともいえない味だと感じたという。空山さんのデザイン画はソニーのエンジニアを驚かせた。空山さんのロボットなのに血が通っているかのようなイメージを実現したいと、こうして発売されたのが世界初の犬型ペットロボット。可愛らしく尻尾を振り、子犬らしい仕草で感情を伝える。コミュニケーションを大事にした。技術的な問題で、空山さんがこだわった足の動きは肉球にみたてたボールに。
