アメリカとイスラエルのイラン攻撃について。そもそもは2002年にイランが核兵器を開発しているとの疑惑が浮上したことがきっかけになっている。イランにも反政府勢力があり、彼らが「イランはこっそり核開発をしている」と暴露した。これに対しイランは「平和利用で、原爆を作っているわけではない」と主張した。しかし核開発をするにはIAEA(国際原子力機関)に申告しないといけないのにイランは十分に行っておらず、国際社会は疑惑の目を向けた。特にイスラエルは「イランが核兵器を持てば、イスラエルの滅亡につながりかねない」と危機意識を持つようになった。欧米や国連はイランに経済制裁を実施し核開発を止めさせようとしたが、イランは態度を変えず経済制裁が続いていた。そんな中、オバマ大統領は2015年にイラン核合意を取り結び、核開発を制限し経済制裁を緩和した。イランはIAEAの査察も受け入れるようになり、アメリカとイランは緊張緩和に向かっていた。しかしトランプ大統領は一期目に、イラン核合意から一方的に離脱した。バイデン大統領が再び交渉を進めようとしたが、再びトランプ政権となってアメリカはイランに厳しい態度を取るようなった。去年の6月にはアメリカがイランの核施設を爆撃し、現在に至っている。トランプは過去の言動から「イランと戦争をすればアメリカ大統領の支持率が上がる」と考えている節があり、今支持率が下がり始めたため突然イランを攻撃し始めたと国内で批判が始まっている。エプスタイン文書のこともあり、目を逸らすためにイランを攻撃したと見るアメリカ国民もいる。イスラエルのネタニヤフ首相がトランプ大統領に、イランを攻撃しようとずっと働きかけていたことが最近になってわかってきた。イスラエルに引きずられる形でトランプ大統領はイランを攻撃したのではないかという見方も出てきている。
