インドからもたらされる髪の毛が「黒いダイヤ」として世界から注目されている。農村地域では新たな雇用の受け皿にもなっているとして歓迎する声が聞かれた。髪の加工や輸出している業者の中にはインド政府から許可を得ず髪の回収を行ったり、合成繊維を混ぜて「100%人毛」として販売するケースもあり、違法行為が後を絶たない。農村地域では貧困層の女性が不当に安い価格で髪を売るよう業者から強要されたり、髪を目当てに誘拐されたりするケースも相次いでいる。インド政府は関係国と連携し、犯罪防止に乗り出している。ヒンドゥ教の寺院で奉納された髪の売買をめぐっては、違法な業者が参加しないよう政府と寺院が立ち上げた第三者委員会のもと電子商取引が行われ、監視を強めている。
