各国の放送局はガザに支援物資の搬入が始まったと伝えている。ただ、2年余りを振り返るとガザの人たちにとって取り返しのつかない大きな被害がでてしまった。ガザ地区での死者は6万7000人を超えている。戦闘が始まる前のガザの人口の3%にあたる。このうち2万人が子ども。瓦礫の下には大勢の人が取り残されているとみられている。深刻な人道危機で栄養失調などで死亡した住民は今月5日の時点で460人にのぼっている。おととし10月の戦闘開始以降、ヨルダン川西岸ではユダヤ人が入植活動を加速させ、パレスチナ人に対する暴力も多数発生している。OCHA国連人道問題調整事務所が今月9日に発表した最新のまとめによると、おととし10月の戦闘開始後、ヨルダン川西岸でイスラエル軍や入植者に殺害されたパレスチナ人は999人にのぼる。約1万人が入植活動や破壊によって住居を追われている。トランプ大統領はヨルダン川西岸についてイスラエルによる併合は認めない考えを示しているが、和平計画にはヨルダン川西岸への言及はなく、パレスチナ国家の承認については漠然とした表現が盛り込まれただけだった。
