柔道の斉藤立選手は来月2日に国内のトップ選手が集う講道館杯にケガからの本格的な復帰戦として出場する。斉藤立選手の父は五輪2連覇を果たした斉藤仁さんである。去年のパリ五輪では偉大な父の息子として、大きな期待を背負って臨んだ。しかし個人戦ではメダルを逃すなど、期待に応えることができなかった。そしてさらなる試練が斉藤選手を襲った。オリンピック前から痛めていた首のけがが悪化。医師からはこのままでは競技を続けることができないと言われ、去年10月手術に踏み切った。2か月半、自分自身と向き合う日々となっていた。そんな中前を向くきっかけの1つとなったのが施設で見かけたパラアスリートの姿であった。ハンディキャップを抱えながら競技と向き合う姿に刺激を受けたという。手術から4か月後、前向きな気持ちで畳の上に戻ってきた斉藤選手。ケガの経験も活かして準備運動を丁寧に行っていた。さらに体への負担を減らし、技のキレを増すために体重は10キロ以上絞った。本格的な復帰戦となる講道館杯はオリンピックでのリベンジを目指す第一歩となる。
