去年4月、屋根の茅が葺き上がって2か月が過ぎた日。野菜栽培の専門家の指導のもと、堆肥作りが始まった。堆肥には大きく分けて2つあり、動物由来と植物由来の堆肥がある。動物由来の堆肥は主に栄養分を補い、植物由来の堆肥は主に土壌を改良することが特徴の違い。植物由来の堆肥は繊維質が多く、通気性と保水性が高いため土がふかふかになり、粘土質で硬い里の菜園に向いている。去年、土壌を分析したところ、壊滅的なレベルまで養分が減っていた。そこで、今回は茅の端材を活用して堆肥を作り、養分を蓄えられるように土壌を改良する。まずは水を含んだ茅を積み、ある程度積んだら石灰窒素をまんべんなく振りかけ再び茅を積む。これを繰り返し重ねていき、雨よけのため上からフィルムを被せ、あとは発酵するのを待つ。そして2026年2月、並木アナウンサーが初めて里を訪れ、堆肥の上下を返し水分を均一にする切り返しを行う。順調に発酵すれば春には菜園にまけるようになる。
