イランの核開発などをめぐるアメリカとの高官協議について解説。スイス・ジュネーブで行われた17日の協議にはアメリカ側からはウィトコフ特使とクシュナー氏、イラン側からはアラグチ外相が出席、中東オマーンが仲介役。協議後アラグチ外相は「原則について基本的な合意に達することができた」「合意文書の草案作成で一致した」としたが、「作業はより困難なものになる」と今後の交渉難航を示唆。アメリカ当局者は「進展はあったもののまだ議論すべき点が多く残る」などと述べ、進展は認めつつも隔たりが大きいことを示唆した。仲介役を担ったオマーン外相はSNSに「共通の目標と技術的な問題の特定に向けてよい進展があった」と投稿している。アメリカ側は核開発・弾道ミサイルの制限・イランに近い勢力への支援停止を議題としたのに対し、イランは核開発・制裁の解除に絞った。核開発をめぐる協議はこれまで頓挫を繰り返してきた。6回目の核協議が行われる2025年6月イスラエルがイランの核関連施設を攻撃し、アメリカもイランの核施設を攻撃し協議は中断した経緯がある。今回の協議前にアメリカは中東地域に2隻目の空母を派遣すると明らかにするなど軍事的な圧力を強めている。イラン側も革命防衛隊がホルムズ海峡で演習を開始し、ホルムズ海峡が一時的に封鎖された。
