経済政策に対する不満により、イランの首都テヘランで先月28日に始まった抗議デモは、イラン全土に拡大している。警官などとデモ隊が衝突しているのか、道路では炎が上がり何かが破裂するような音も聞こえる。テヘランの遺体安置所の外には、身元確認のために大勢の家族が集まっていた。アメリカを拠点とするイランの人権団体によると、これまでに646人が死亡、そのうち505人はデモの参加者だったという。しかし今、イラン国民は海外の情報にアクセスするのが難しい状況にあるという。11日の国営放送では治安部隊の隊員の葬儀映像を放送。アメリカとイスラエルに抵抗した犠牲者に敬意を示すと報じた。イランで続くデモは海外にも広がりをみせている。11万人以上のイラン出身者がいるイギリスでは、デモ参加者が「まず国王をイランに戻し、国王かそれ以外の選択肢かを選ぶ必要があると思います」と話した。さらにドイツでも、ベルリンのシンボル・ブランデンブルク門には数百人の抗議者が集まった。ハメネイ師とみられるイラストに、ドイツ語で「ごみを捨てろ」と書かれた過激なプラカードが掲げられた。先の見通せないイラン情勢。こうした中、アメリカ・トランプ大統領は軍事介入を示唆している。
