阪神・淡路大震災の発生から31年。1月17日には神戸ではことしも東遊園地で震災の追悼の集いが開かれた。集いはこれまで震災で家族を亡くした方々などが中心となって運営されてきたが高齢化が進んでいる。今回初めて大学生がボランティアとして運営に携わった。運営ボランティアで神戸市長田区出身の20歳の大学生・森愛華は集まった人たちに灯籠に灯す火を分けていった。集いに参加するのは今回が初めて。これまで震災を経験していないのに集いに参加していいのかとためらう気持ちがあったという。参加へ背中を押したのは集いで果たせる役割を見つけたことだった。神戸市長田区は震災で大きな被害を受けた。両親も長田区で被災した。初めて母親から当時住んでいた場所で震災の話を聞いた。家のすぐ近くまで火の手が迫ったという。ほかの運営学ボランティアの大学生たちと会場の整備に向けて準備を進めてきた。SNSで集いへの参加を呼びかけたり、ポスターを作ったりしてきた。モニュメントをきれいにした場で出会ったのは震災で息子を亡くした女性。1月17日の集い当日、地震が発生した午前5時46分に黙祷。震災で亡くなった人たちや家族を失った人たちに思いを馳せた。遺族代表の佐藤悦子の挨拶。思いを分かち合い、語り継ぐ。集いの役割を改めて実感した。
