約2kmの城壁で囲まれた鉄壁の要塞都市ドゥブロヴニク。街には3つの宝が隠されていた。1つ目は貿易でお金を生む関税システム。2つ目は料理を劇的に美味しく保存も可能にした塩。3つ目は滅多に見られない超貴重な宝。最後の宝の前に2人はドゥブロヴニク大聖堂へ。ドゥブロヴニクは今から35年前、既に世界遺産であったにもかかわらず、激しい砲撃を受ける戦地になってしまうという悲しい歴史が。その痕跡が街のあらゆる場所にある。鉄壁の守りによって中世では幾度となく外国からの侵略に耐え抜いてきたドゥブロヴニクだったが、1991年、ユーゴスラビア国内での内戦によりアドリア海の真珠とまで称された美しい街が砲撃を受け火の手が上がる戦場となってしまった。ドゥブロヴニク在住の芸術家は「これほど激しい攻撃を受けたことは世界中と貿易して協力してきた街にとって衝撃だった。無傷の屋根は1つもなかった」と話した。ユネスコは危機遺産に登録した。一方で内戦の痕跡が残るドゥブロヴニクを見て2人は街の持つ強さを感じていた。あえて傷ついた街の姿を残すことで戦争の記憶・平和の大切さを後世へ伝える負の遺産としての側面も持つことになったドゥブロヴニクは単なる景観美を超えた「再生と不屈の象徴」としても高く評価されている。
