「天使の歌声」と呼ばれるウィーン少年合唱団に密着。1955年12月をはじめこれまで37回日本で公演を開いており、去年は大阪・関西万博で公演を行った。ことしで世界ツアーを初めて100年の節目の年で、日本語のみの歌詞ででできた「Moon Boat 月の舟」を練習している。 世界で活躍する藤倉大さんが作詞し、宮沢賢治や中原中也の詩に着想を得た詩がつけられた。指揮者のマノロ・カニンさんは「世界一の合唱団の少年たちには歌う内容を理解してもらう必要がある。」と述べていた。ウィーン少年合唱団は世界から集められた100人の子どもたちが所属。在籍できるのは14歳までと決められている。少年たちは日本公演で歌うことを誇りに思っている。歌詞にはオノマトペも含まれており、習得は容易ではない。日本人の団員である石嶋天風さんは様々な国にルーツのある他の団員に日本語の歌詞を理解してもらい、より豊かな表現につなげてほしいと考えている。エーリッヒ・アルトホルト団長は「日本語の歌は少年たちにとって習得が容易ではなく大きな挑戦だが、観客は彼らの努力を高く評価するので、大成功に終わるだろう。」と述べていた。
