十文字岳Dがおすすめする食べにいき大賞は「新横浜ラーメン博物館」に出店している「ロックンスリー」の「地鶏醤油」(1,500円)。店主の嶋崎順一さんはリーゼントにボウリングシャツとロックな見た目。高校時代にラーメン作りに目覚め、創作料理店やラーメン店で修行。2005年に40歳で「69’N’ROLL ONE」を神奈川県相模原市に開業すると、ラーメン界の賞を総ナメにする人気店となった。2014年に「ロックンビリーS1」を兵庫県尼崎市に開業。去年11年ぶりに首都圏へ帰ってきた。魚介や香味野菜は一切使わず、スープは地鶏と水のみ。尼崎では比内地鶏のみを使っていたが、横浜では各地の地鶏のカクテルに挑戦。組み合わせは毎日変わるため、店内にはその日使った地鶏が掲示されている。鶏によって最適な温度帯が違うため、100回以上、火加減を調整することもあるという。水は不純物を徹底的に取り除いた高度浄化水を使っている。鶏が活躍できるような水にしてあげるのも一つの仕事と語った。スープ作りでぼんじりや皮から出て黄金色に輝く「鶏油」は熱さで香りが飛んでしまうため、二度掛けする。後掛けは嶋崎さんが先駆者といわれる。ベースの鶏油でスープにコクを与え、後掛けの鶏油で香りを加える。醤油ダレは生の醤油を自分で火入れ。生の醤油を中心に10種類以上をブレンド。醤油も最適な温度帯が違うため、試行錯誤の日々が続いている。麺も数種類の国産小麦をブレンド。ストレート麺が縮まないよう畳み方も工夫している。
