「掌より愛をこめて」の発売日の約2か月前から取材を開始した。短編小説が書籍化されるまでの流れは大きく分けて3つ。まずは初校。書籍化した時と同じページ数で印刷されたゲラに編集者が疑問や指摘などのチェックを入れ筆者に渡す。筆者が修正や意見・説明を入れ編集者に返す。次は再校。編集者が修正が反映されているか確認し、初校と同じ工程が行われる。念校を経て完成、印刷となる。小説家最後の日もいつも通りの朝を迎えた。アイデアを書き留めた備忘録を見せてもらった。阿刀田高さんは「今までとにかく続けられた事に満足というものを感じる」などと話した。
