東証記者クラブから中継。牧野記者は「今月22日7万2000円を超えて最高値を更新。急ピッチの上昇に市場関係者からも驚きの声があがっている。この相場はAI相場と呼ばれている。AIの需要拡大に伴う成長期待が株価を押し上げている状態。とくに4月以降は株価の上昇ペースが上がっている。AIや半導体に関連した企業で大幅に利益が出ていることが確認され、株価が大きく上がった形。実はAI自体は大きな利益を稼いでるわけではない一方で大手IT企業や日本のソフトバンクグループは先々のAIの普及を見据えてデータセンター建設計画を相次いで打ち出していて企業業績を押し上げている。とりわけ上昇が目立っているのが最近時価総額が国内1位になったキオクシアホールディングス。データセンター向けのメモリー需要が急増していて、今月までの3カ月の最終利益が前年比47倍に拡大する見通しを示した。市場予想を上回る利益の伸びだったために株価が急騰。日本ではキオクシア以外にもAI需要の拡大を取り込めそうな企業が多い友いわれている。意外なところでは温水洗浄便座などで知られるTOTOは、陶器で培った技術力をいかした半導体製造装置向けセラミック事業が急成長している。直近の決算では会社全体の営業利益の半分以上を稼ぎ出すまでになっており株価も上昇している。AI需要が企業の事業構造の転換を促しいており、AI銘柄の裾野が広がっている。一般的に株価は期待値も反映するため実体経済より先行して動く。また今は中東情勢に伴う原油高もあり物価上昇も続いているので、市場の状況と生活実感がますますかけ離れているという見方もある。今後は企業業績が安定した賃上げをもたらして暮らしの豊かさを実現できるかが注目される」と解説した。
