亀田さんのプロの眼。イラン情勢の緊迫化以降、主要の中央銀行は様子見姿勢のように見えるが、そうした中でも日銀は利上げが必要だという。中郷銀行の様子見姿勢のことを“ルック・スルー”と言っている。日銀の植田総裁もFRBのパウエル議長もこの言葉を使っている。原油高の供給ショックに対しては影響が一時的であれば反応しない。2次的なインフレに波及する兆候があるときには利上げして予防する。日銀の利上げが必要な3つの理由。1つ目は「もともと利上げ局面」。イラン情勢が緊迫化する前は日銀は4月に利上げするという見方が市場の大勢だった。2つ目は「最悪シナリオの回避」。景気に配慮をしすぎてインフレへの断固たる対処を怠ってしまったときに生じるのが1970年代のオイルショックの経験。3つ目は「インフレの2次的波及のリスク大」。日本のコアコアCPIは22年から日銀の最新の見通しも含めると、28年までトータルで7年連続で2%を超える見通し。日銀は様子見姿勢をいつまでも続けることは出来ない。6月または7月の可能性が高い。
