あらゆる産業でAI(人工知能)の普及が進む中で国内初とされる外科手術を支援するAIが開発された。慶應義塾大学病院の手術室。胃がんの手術を見学しているのは医学生。人間の臓器や血管は一目見ただけでは判別が難しい。そこで取り入れたのは質問に応じて、臓器の正確な位置を表示し、手術中の注意点まで示し、支援してくれる外科手術に特化した対話型AI。開発した「ディリーバ」代表の竹内氏は現役の外科医だ。通常、複雑な手術では複数の医師が助手として入り手順を確認しながら安全性を担保する。しかし、その体制が年々、難しくなっている。がん手術を担う消化器外科医はおよそ20年後には半減するとの予測もあり人材不足が深刻。そこでディリーバはベテラン外科医の知見を動画などからAIに学習させ、国内初とされる外科手術支援AIを開発した。今日は経済産業省による国産AI開発の支援イベントで実証の成果を公表し、年内の事業化を目指している。
