埼玉県熊谷市の前澤化成工業の工場でもイラン情勢悪化の影響を受けている。工場で作られていたのは配管パイプなど、水回りのプラスチック製品。住宅向けにおよそ3万種類を展開している。今、イラン情勢の悪化で大きな影響を受けているものが原料となる塩化ビニル樹脂。原油からできているため高騰の影響で今日から仕入れ価格が上がった。原料メーカーでは信越化学工業が今日から塩化ビニル樹脂を1キロ当たり30円以上値上げ。カネカも1キロ当たり35円以上値上げするなど原料価格の上昇が広がっている。さらに、塩化ビニル樹脂の原料となるエチレンについては減産を発表している企業もあり、そもそも原料を安定して調達できるかが大きな懸念となっている。前澤化成工業の田中理社長は「価格転嫁を視野に入れて得意先に丁寧に説明しないといけない」と話していた。
