1947年に空山さんは愛媛県今治市に誕生した。絵を描くことが大好きで、夢中になったのは、アメリカの雑誌に載っていたピンナップアート。理想化された肉体美の表現に魅了されて毎日のように模写した。もう1つ惹かれたものは光。絵を描くことと光るものが大好きだった少年は、東京の美術学校を経て広告代理店に就職した。そしてフリーイラストレーターとなった。最初の仕事は1978年に洋酒メーカーの宣伝のために描いたイラスト。人と犬のメタリックな姿は空山さんの原点となる表現。空山さんの絵は進化していき、光の反射が眩しい金属の肌に、スーパーリアルな描き方で空山さんの代名詞となったロボットアートが誕生した。そんな空山さんの思いの詰まった作品。西川が注目したのはメタリックな口にあるほくろ。マリリン・モンローやボッティチェッリのヴィーナスの誕生はシルバーメタルの美の化身に。
