子育てをしながら大会に出場した阿部友里香さんはクロスカントリースキーのパラリンピック日本代表選手で、右手のストック1本で競技に臨んでいる。阿部さんは岩手県出身で、左腕に障害があるものの幼い頃から運動するのが大好きだった。中学生の時にバンクーバーパラリンピックをテレビで観たことをきっかけにクロスカントリースキーを始めたいと思ったものの、その矢先に東日本大震災が発生して避難生活を余儀なくされた。その後県内のスキー強豪校である盛岡南高校に進学し、高校3年生でパラリンピック初出場を掴んだ。その後も競技を続け、3年前に娘の桜羽ちゃんを出産した。その後は子育てと両立しながらトレーニングを続け、迎えたミラノ・コルティナパラリンピック女子10kmクラシカルでは家族が応援する中で課題だった後半のペースダウンを克服して自己最高成績の4位入賞を果たした。
