テーマは「ウォーシュFRB議長候補の公聴会のポイント」。アメリカの連邦議会上院の銀行委員会はトランプ大統領が先にFRB議長候補として指名したウォーシュ氏の公聴会を日本時間深夜に開催する。ウォーシュ氏が冒頭の原稿を発表した。ソニーフィナンシャルG・井上哲也による解説。独立性の話がかなり多く、雇用については1回しか言っていない。公聴会のポイントは金融政策関連に絞ると、リスクバランスの評価、市場との対話、バランスシートの運営。3月FOMCによる見通しではPCEインフレ率が予定調和的に目標に下がる見通しになっている。冒頭原稿も物価に対して関心がある。「市場との対話」の転換で考えられるのは議長講演による予告の放棄、ドットチャートの公表停止など。金融環境を維持するという意味ではQTを激しく進めるということはなかなか難しい。ポイント全体としては、それぞれ金融政策の独立性に関係している。利下げ圧力への対応、価格メカニズムの位置づけ、財政ファイナンスからの距離感。独立性が失われるとFRBが困るだけではなく、経済や物価が不安定になってしまう、マーケットが不安定になってしまい皆が困ってしまう。その理解が共通されれば独立性は維持されると考える。
