サッチャーは1925年にグランサムという田舎町の小さな食料品店に生まれた。サッチャーは父であるアルフレッド・ロバーツから「他人がするから自分もするのはやめなさい。自分の中の“原則”に基づいて行動するんだ」という教えを受け、これが彼女の考えの基盤となった。サッチャーは家柄や性別などの壁を乗り越え、グラマースクールからオックスフォード大学へと進学。そこでオックスフォード大学保守協会に入り、会長を務めるまでになった。大学卒業後はプラスチック製造会社に研究員として就職。昼は研究員として働き、夜と週末は保守党の青年部で政治活動を手伝う二重生活を送っていた。そして24歳の時、労働党が強いダートフォード選挙区で初出馬。サッチャーは落選するものの、この時の選挙活動を通じて実業家のデニス・サッチャーと出会い、26歳で結婚した。サッチャーは双子を出産し、また弁護士試験にも合格。弁護士と政治活動に二重生活を送る中、1959年に33歳で初当選した。
