- 出演者
- 城島茂 三宅健
毎場所満員御礼が続き、いま空前の大ブームが起きている大相撲。今回は、立浪部屋の力士たちを支えるさまざまな匠を大調査。力士の髪を結い上げる床山、17歳の匠、絶品ちゃんこのレシピを大公開する。
城島と三宅は東京・台東区にある立浪部屋。100年以上の歴史を持ち、豊昇龍など4人の横綱を輩出した名門。今回は、毎場所必ず現地で観戦するという芸能界きっての相撲通の山根千佳も一緒に調査する。
まずは立浪部屋の稽古を見学。いつも7時半から2時間半から3時間ほど朝稽古をする。まわしの色は幕下以下と十両以上で分かれているという。3人は静かに稽古を見守り、三宅は「骨と骨がぶつかるような音がする」と驚いた様子だった。この日は午前10時頃に朝稽古が終了した。
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朝稽古終了後、3人はさっそく立浪親方に挨拶。立浪親方は現役時代に小結として活躍。松平健ににていることから「各界の暴れん坊将軍」などと呼ばれ人気を博した。親方の計らいで土俵に上がったがその固さに驚いた様子だった。続いて四股と股割りを体験した。
稽古後の土俵で匠の技が!
稽古の後は、横綱から番付順にお風呂に入る。その後はちゃんこを食べる。土俵の真ん中に土を集めているのは、土俵を清めるために山を作る。塩を盛って清めるための山を作るにも匠の技がある。
稽古後に見られる匠の技は、ちょんまげを結っているところ。まげを固めるために、すき油を塗る。稽古が終わったら頭を結い直す。頭は毎日洗わず、4日に1回くらいシャンプーをしていて、その他は熱いお湯でゆすいでいる。髪の毛が多いお相撲さんは、頭の真ん中を剃って結いやすくするために中剃りをしている。床山には6つの階級があり、定員は原則50人と決まっていて、特等床山は現在1人だけ。元特等床山の床辰さんは、床山歴40年以上で、去年12月に65歳で定年退職している。
匠の技、力士のまげの結い方。1.髪のクセを取るために手で揉む。2.荒櫛で絡まっている毛をとかす。3.まげを固めるためのすき油を塗っていく。4.すき櫛でほこりや砂を取り油を伸ばす。5.揃い櫛で髪の流れや形を整える。6.和紙でできた元結で髪を縛る。7.束ねた髪を折り重ね元結で縛り形を整える。つげの櫛は1本5万~10万くらいする。元結の縛り方で、床辰さんから受け継いだ技が、下から親指で押して空気を抜いていくと、きつく縛れる。関取だけが結える大銀杏という、まげのの先端がイチョウの葉の形をしている結い方には、熟練の技術が必要とされる。
ちゃんこの匠さんを調査する。ちゃんこ長は刻竜浪さん。立浪部屋には伝説のちゃんこ長がいた。2022年に現役を引退した華吹さんは、立浪部屋のちゃんこ長を20年以上務め、ちゃんこの腕前は角界一と称されていた。華吹さんからちゃんこ長を受け継ぎ、立浪部屋の味を刻竜浪さんが守っている。湯豆腐鍋は白菜1玉とキャベツ1玉をざく切りにし、鶏肉約2kgをぶつ切りに。白菜、キャベツ、鶏肉などを鍋に入れ煮ていき、煮立った鍋に豆腐4丁を入れる。仕上げにほうれん草を加えれば完成する。立浪部屋伝統の特製ダレには、かつお節、うま味調味料、青のり、きざみネギ、卵黄に、700mlのしょう油を入れる。特製ダレを鍋の中に入れて温めることで、とろみをつけることができる。特製の唐揚げは、鶏肉、しょう油、ニンニク、生姜、みりんで味付けして、一晩漬け込み片栗粉をまぶして揚げたもの。
立浪親方によると、昔の豊昇龍は体が細かったという。現在は140kgだが当時は66kgだった。横綱と親方が食べ終わったところで、次は若手力士たちとちゃんこを囲む。1回のちゃんこで食べる米は3升(4.5kg)。お茶碗に換算すると60杯分にもなる。若手力士は一斉にちゃんこをかきこんで美味しそうに食べていた。
城島は立浪部屋の女将・舞美さんに力士の悩みや葛藤をどう見てきたかと訪ねると「悩んでるんかな?恋バナはたまに聞かされます」と笑顔で答えた。さらに城島は「昭和の相撲部屋は昔ながらの格式高い厳しいから女将さんと気軽に話せないイメージがあったんですけど、すごくアットホームな感じですね」と言うと、舞美さんは「そうですね。誰も怖いと思って営内と思います」と話し、若手力士も「こんなに話しやすい女将さんはいない」と話し雰囲気の良さが伺い知れた。さらに、女将さんは力士の日常をSNSで発信しているという。
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ここでインスタで人気の企画を行う。「どの力士の子どもの頃の写真でしょうか?」というクイズを出題した。
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山根千佳は面白いと思う力士について木竜皇と春雷を挙げ、「やはり元時津風親方の息子さんで、若貴兄弟以来関取の息子さんで同時入門だったんですよ。かなり話題にもなっていて」と話した。春雷がスティッチとドナルドダックのモノマネを披露した。また、大花竜さんの特技は料理で煮込みハンバーグが得意だという。さらに、木竜皇はラップを披露した。
続いては、最近立浪部屋に入ったばかりの匠を目指す若者を調査。行事の木村先進さんは現在17歳。きっかけは、国技館で立浪親方をずっと見ている子に相撲に興味あるかと話し 裏方の仕事ならあるよと話したらところ「興味あります」と答え、それから立浪部屋に入ることになったという。
行事の木村先進さんは相撲字の練習や行事の発声を稽古場の土俵を借りて鍛錬を積んでいるという。相撲字とは、番付表などにつかわれる太く力強い書体の文字のことで、若手の行事はこの番付表を書くために日々相撲時の練習を行っている。木村さんは「1日500~600回山という字を書いている」と話し、一同は驚きの声をあげた。行事は立行司が最高位とされ、その日最後の取り組みである結びの一番を仕切るという。さまざまな話を伺ったあと、木村さんの練習の様子を見学した。
一行は、浅草にある立浪部屋行きつけの炭火焼肉「金楽」へやってきた。ちゃんこから約4時間ほどしか経っていないが、力士たちは大量の焼肉を注文し豪快に頬張っていた。力士は場所中に痩せてしまうことがあるため、落とさないで体重をキープするのが難しいという。
