- 出演者
- 佐々木明子 藻谷浩介
奈良市にある、訪日客や若者が足を運ぶ人気の商店街「もちいどのセンター街」。1日の平均通行量はおよそ2万人で25年前のおよそ3倍。その理由が個性的な店舗の数々。中でも尖っているのが新規出店者を支援する「夢CUBE」というインキュベーション施設。およそ20年前、店舗の閉店が相次いだ頃、活気を取り戻そうとこの取り組みを始めた。全108ある店舗のうち1割が「夢CUBE」を卒業した店舗で商店街に活気を産んでいる。
オープニング映像。
今回は「にぎわい再生ストーリー」をテーマに、全国の街や観光施設などが様々な仕掛けやアイデアでにぎわいを取り戻し、地域を活性化した成功事例を取り上げる。「夢CUBE」について藻谷浩介氏は「過去二十数年間に客の数が3倍以上に増えた所はほかにあるだろうか。商店街としてもピカイチだが商業施設としプロもぜひ見習ってほしい」などとコメント。またこの番組の過去回は日経電子版と各系列局のYouTubeチャンネルで。
愛知・蒲郡市、三河湾の観光名所・竹島の近くにある「竹島水族館」。展示しているのは見た目が地味な深海の生き物など。壁の解説も手書き。展示の方法も独特でウツボのコーナーでは何匹ものウツボが土管の中でうねうねと。独特の展示で地元に人気の竹島水族館だが、一時は廃館の危機に直面したことも。その危機を救ったのが地元三河湾の深海魚たち。グロテスクな深海の生き物たちとの触れ合い体験やその特徴をユニークに伝える魚歴書、深海生物グソクムシの殻の粉末を使ったせんべいなど奇抜なアイデアが口コミで広がり、来館者数は2024年47万人を突破した。さらに一昨年10月には新館がオープン。タカアシガニの餌やりショーなどが人気を集めている。
年間およそ100万人が訪れる香川県小豆島にある「妖怪美術館」。世界の1000体以上の妖怪を題材にしたアート作品が集結。街をさまようように巡る仕掛けにしている。迷路のような街並みに妖怪美術館を立ち上げたのが2013年に島に移住した佐藤秀司さん。この美術館の人気のお陰で周辺の商店街の人手は美術館開業前の5倍に。さらにナイトミュージアムやBARも夜まで営業、日帰り客が多い小豆島に宿泊客を増やす狙いがある。
年間100万人を超える観光客が訪れる場所は長崎県波佐見町にも。観光客の目当ては波佐見焼。製陶所の跡地・西の原が波佐見町の観光の中心になっている。西の原の仕掛け人が西海陶器・児玉盛介会長。波佐見焼は以前は「有田焼」として売られてきたが2000年代産地表示の厳格化により「有田焼」と表記できなくなったため波佐見焼をブランド化。今では若者が足を運ぶ人気のブランドに成長した。
有田を名乗れなくなったピンチから新たなブランドを立ち上げた波佐見町、藻谷浩介氏は「奇跡的な事例」だと話した。またリーダーの児玉盛介さんは月に一度有志が集まって朝飯会を行っているそうで、集まった人が自己アピールをしているという。一方、妖怪美術館の取り組みについては「うまくいくと外国人の客が増える」とコメントした。
北海道士幌町。人口5000人ほどの町に年間およそ40万人が訪れる「道の駅 ピア21しほろ」がある。看板メニューは地元ブランド牛士幌牛を使った「剣先ステーキ」。「しほろ牛丼定食」や「牛そば」など手頃なメニューも豊富。訪れる客の大半がリピーター。道の駅をプロデュースしたのが結婚を機に士幌町へ引っ越してきた堀田悠希さん。10年前ここの運営を引き継いだがコロナ禍で観光客が途絶えた。そこで掲げたのが「日本一町民に必要とされる道の駅」。地元客重視に大きくかじを切った。
LBSはTVerで配信。
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地方を豊かにするヒントの一つについて藻谷浩介氏は「地元のお金を地元でまわす」と話した。なるべく地元で回るお金を増やすことが地域振興でやっていなかったことだと指摘した。
「LBS ローカルビジネスサテライト」の番組宣伝。
