日本銀行の内田眞一副総裁は政策金利を従来の0.75%程度から1.0%程度へと変更すると明らかにし、31年ぶりの金利1%となった。利上げにより家計の重荷になるのが変動型住宅ローンである。住宅展示場では毎月銀行から届く住宅ローン金利の通知を確認している。35年ローンで5,000万円借りた場合には月あたりの返済額は1万1,000円ほどアップする。今回の利上げにより返済額は月々約6,000円アップする可能性もある。内田副総裁が強調したのは物価の想定以上に上がるリスクである。国内企業物価指数の伸び率は前年同月比で+6.3%と約3年ぶりの高水準となっている。日銀は利上げで物価上昇を抑えたい考えとしている。円安をめぐっては是正されなかった。外為どっとコム総合研究所の宇栄原為替アナリストは緩和的状態が続いているのが変わらない限り円安は続くなどと解説した。円安や物価高抑制の効果は限定的であるが住宅ローンや企業の資金繰りに影響が出かねるため日銀の難しい舵取りが続いていく。
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