アメリカとイスラエルの攻撃でイランの死者が1000人を超えた。アメリカのヘグセス国防長官は1週間以内にイラン国内の制空権を確保するとの見通しを示した。そのうえでさらなる大規模攻撃への準備を進めているとしている。また、インド洋でイランの軍艦をアメリカ軍の潜水艦が魚雷で撃沈したことも発表。スリランカのメディは乗組員180人のうち少なくとも80人が死亡したと報じている。ケイン総合参謀本部長はイラン側のミサイル発射やドローン攻撃の回数が減少していると明らかに。トランプ大統領は「イランの指導層は急速に崩壊しつつある」と強調している。一方のイラン側はイスラエルやアメリカ軍の拠点のある中東各国への報復攻撃も継続している。イランはきのうNATO加盟国のトルコに弾道ミサイルを発射。NATOの防空システムが迎撃しミサイルの残骸が回収されている。こうした中、イランの支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者カセム師が攻撃開始を初めて演説。ヒズボラはイスラエルを攻撃していて、カセム師はイスラエルが停戦合意を守らなかったことやハメネイ師殺害に対する報復だと主張。一方、アメリカによるイラン攻撃でスペインがアメリカ軍に基地の使用を認めなかったことをめぐり、ホワイトハウスのレビット報道官は「アメリカ軍がスペイン側と調整している」と説明。一方、スペインのアルバレス外相はレビット報道官の主張を全面的に否定。明治大学・海野素央教授は「今回のイラン攻撃と1月のベネズエラへの軍事力行使には2つの共通点がある」と話す。1つ目は産油国。2つ目は親中。イランは産出する原油の9割をベネズエラは約半分を中国に輸出していて、いずれも中国に近い国だった。この2つの中国と親しい国を攻撃することでトランプ大統領は中国に対して強い立場になったという。ベネズエラ、イランを抑え中国への原油の輸出をアメリカがコントロールすることで今月に予定されている米中首脳会談を有利に進められるという。
