きょう始まった建築資材などの展示会。各社共通の悩みを抱えていた。壁紙や塗料などを製造しているメーカーは主力商品の原材料にナフサ由来の樹脂が使用されているが、緊迫するイラン情勢によって供給が不安定に。換気扇の輸入・販売を行っている会社は毎月のように値上げ通知が届いているという。背景にあるのはナフサ。換気扇のパイプの材料となる塩化ビニール樹脂にはナフサ由来のエチレンが使用されている。あらゆる住宅資材の燃料となっているナフサ。屋根材、床材、塗料など幅広いものに値上がりが波及し、中には一時的に受注を停止しているものも。住宅メーカーの社員も対応におわれている。影響は東京・湾岸エリアのマンションにも。三井不動産レジデンシャルが手掛ける総戸数2000戸超えのタワーマンションは来月8月下旬から順次入居予定だったが、引き渡しの予定日が遅れる可能性があると契約者に対し通達。現時点で工事に遅れは出ていないように見えるが、調整が必要な局面と現場から聞いているという。一方で政府は必要な量は確保できているとの見解を示している。高市総理は流通の目詰まりが起きているとして関係閣僚に目詰まりの解消を指示した。
